建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問178 (ねずみ、昆虫等の防除 問178)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問178(ねずみ、昆虫等の防除 問178) (訂正依頼・報告はこちら)
- 室内灯の光源の色は、昆虫に対する誘引性とは無関係である。
- 超音波防鼠機は、同じ周波数の超音波を流し続けても、ネズミが慣れることはない。
- 食品を取扱う場所の上には電撃式殺虫機を設置するとよい。
- 噴射できる薬剤の粒径は、噴霧機、ミスト機、煙霧機の順に大きくなる。
- 通常20メッシュより細かい網目であれば、カ、コバエ等、多くの昆虫の侵入を防止できる。
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この過去問の解説 (2件)
01
最も適当な記述は、「通常20メッシュより細かい網目であれば、カ、コバエ等、多くの昆虫の侵入を防止できる」です。
この記述は誤りです。昆虫は光の波長に反応するため、光源の色は誘引性に影響を与えます。例えば、青や紫の光は昆虫を引き寄せやすい傾向があります。
この記述は誤りです。ネズミは環境に適応しやすく、同じ周波数の超音波を流し続けると慣れてしまい、効果が薄れることがあります。
この記述は誤りです。食品を取り扱う場所に電撃式殺虫機を設置すると、虫の破片が飛び散る可能性があるため、不衛生な状況を招くことがあります。
この記述は誤りです。粒径は、噴霧機が最も大きく、ミスト機が中程度、煙霧機が最も小さいという順になります。この記述は逆の内容です。
この記述は正しいです。20メッシュ(1インチあたり20本の線が入った網目)は、カやコバエなどの侵入を防ぐのに十分な細かさを持っています。
正しい記述は、20メッシュより細かい網目で多くの昆虫の侵入を防止できる点です。他の選択肢はそれぞれ誤りが含まれています。
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02
本問は、建築物における防虫・防鼠対策として、構造面の工夫(網戸や開口部の管理)や、機器による防除(電撃式殺虫機、超音波装置、噴霧機器など)の基礎知識について、記述が適切かどうかを判断する問題です。とくに、昆虫の光への誘引性、ねずみの学習・慣れ、食品取扱い場所での機器設置のリスク、噴霧粒径の大小関係、そして網目(メッシュ)による侵入防止効果を正しく理解しているかが問われます。
不適切です。昆虫は光の「明るさ」だけでなく、「波長(色)」によって誘引されやすさが変わります。一般に、紫外線や青〜紫に近い光に反応しやすい昆虫が多く、光源の種類や色温度によって室内への飛来や集まり方が変化します。したがって、室内灯の光源の色が誘引性と無関係である、という説明は不適当です。防虫上は、昆虫が寄りにくい光源を選ぶ、夜間は不要な照明を減らす、外部照明の位置を工夫するなどが有効になります。
不適切です。ねずみは学習能力が高く、同じ刺激が続くと「危険がない」と判断して慣れてしまうことがあります。超音波防鼠機も、同じ周波数を流し続ければ効果が永続するとは限らず、ねずみが忌避行動を弱めたり、装置のある環境に順応したりする可能性があります。よって、「慣れることはない」という断定は不適当です。超音波装置に依存せず、侵入口の封鎖、餌資源の管理、捕獲や毒餌の適切運用など、複数の手段を組み合わせることが基本です。
不適切です。電撃式殺虫機は、誘引された昆虫を電撃で殺虫する仕組みですが、電撃時に昆虫片や体液が飛散するおそれがあります。そのため、食品を直接取り扱う場所に設置すると、異物混入リスクを高める可能性があります。食品衛生の観点では、設置場所は食品や調理工程から離す、飛散が食品に及ばない位置にする、捕虫紙式を選ぶなどの配慮が必要です。したがって、食品取扱い場所の上に設置するとよい、という記述は適当ではありません。
不適切です。噴射粒径(液滴の大きさ)は、一般に「細かいほど空中に漂いやすく、広がりやすい」「大きいほど落下しやすく、付着性が高い」という傾向があります。機器の名称から考えると、噴霧機は比較的粗い霧、ミスト機はより細かい霧、煙霧機は煙状に近いさらに微細な粒子として扱われるのが一般的で、設問の「噴霧機、ミスト機、煙霧機の順に粒径が大きくなる」は逆の関係になっています。よって不適当です。粒径の違いは、到達性、滞留性、付着性、呼吸曝露リスクにも関わるため、用途と場所に応じた機器選定が重要です。
適切です。網戸や金網による侵入防止では、網目が細かいほど小型昆虫(カやコバエなど)の通過を防ぎやすくなります。通常、20メッシュより細かい(網目がより細密な)網であれば、カ、コバエ等、多くの昆虫の侵入を抑える効果が期待できます。したがって、この記述が最も適当です。
ただし、網だけで完全に防げるわけではなく、サッシや枠の隙間、ドア下の隙間、配管貫通部などが侵入口になり得ます。網目の選定と合わせて、隙間のシールやパッキンの点検など、開口部全体の気密性を確保することが重要です。
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