建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問26 (建築物の環境衛生 問26)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問26(建築物の環境衛生 問26) (訂正依頼・報告はこちら)

高温障害の種類とその特徴に関する組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 熱中症 ――――― 暑熱障害による症状の総称
  • 熱失神 ――――― 血圧の上昇
  • 熱けいれん ――― 低ナトリウム血症
  • 熱疲労 ――――― 脱水
  • 熱射病 ――――― 中枢神経機能の異常

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この過去問の解説 (2件)

01

不適切なものは「熱失神 ――――― 血圧の上昇」です。

選択肢1. 熱中症 ――――― 暑熱障害による症状の総称

この記述は正しいです。熱中症は高温環境によって体温調節がうまくいかなくなり、体内に熱がこもることで発生する障害の総称です。症状には、軽いものから重篤なものまで幅広く含まれます。

選択肢2. 熱失神 ――――― 血圧の上昇

この記述は不適切です。熱失神は高温環境下で皮膚の血管が拡張し、血液が下半身に集まりすぎることで一時的に脳への血流が減少して起こります。その結果、血圧は低下し、立ちくらみや失神が起こります。血圧が上昇するわけではありません。

選択肢3. 熱けいれん ――― 低ナトリウム血症

この記述は正しいです。熱けいれんは、発汗により体内の塩分(ナトリウム)が不足した場合に筋肉がけいれんする症状です。水分補給のみを行い塩分を補給しないと起こりやすいです。

選択肢4. 熱疲労 ――――― 脱水

この記述は正しいです。熱疲労は大量の汗をかき、体内の水分と電解質が不足することで発生します。主な症状には、めまい、疲労感、吐き気などがあります。

選択肢5. 熱射病 ――――― 中枢神経機能の異常

この記述は正しいです。熱射病は体温が異常に上がり、中枢神経に影響を及ぼす重篤な状態です。意識障害やけいれんが発生し、早急な治療が必要です。

まとめ

「熱失神 ――――― 血圧の上昇」が不適切です。熱失神では血圧は低下し、立ちくらみや失神が起こります。他の選択肢は正しい内容を示しています。

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02

暑い環境で起こる体のトラブル(高温障害)についての問題です。

それぞれの症状が「体のどこに、どんな原因で起こるか」を整理して覚えましょう。

熱中症という大きなグループの中に、失神やけいれんなどの具体的な症状が含まれているイメージを持つと分かりやすくなります。

選択肢1. 熱中症 ――――― 暑熱障害による症状の総称

【解説】この記述は正しいです。

熱中症は、暑さによって起こる体の不調すべてをまとめた呼び方です。

昔は症状ごとに分けて呼ぶことが多かったですが、現在はこれらをまとめて熱中症と呼んでいます。

選択肢2. 熱失神 ――――― 血圧の上昇

【解説】正解です。この記述は誤りです。

熱失神は、脳に血がいかなくなることで起こります。

暑さで皮膚の血管が広がり、血の巡りが悪くなって血圧が「低下」することで、立ちくらみや失神が起こります。

血圧が上がるのではなく、下がるのが特徴です。

選択肢3. 熱けいれん ――― 低ナトリウム血症

【解説】この記述は正しいです。

大量に汗をかいたときに、水だけを飲むと体の中の塩分(ナトリウム)が薄まってしまいます。

この「低ナトリウム血症」の状態になると、足や腕の筋肉が勝手にピクピクしたり、痛みを伴うけいれんが起きたりします。

選択肢4. 熱疲労 ――――― 脱水

【解説】この記述は正しいです。

汗をたくさんかいて、体の中の水分が足りなくなる「脱水」が主な原因です。

体がぐったりして、強い疲労感や吐き気、頭痛などが起こります。

選択肢5. 熱射病 ――――― 中枢神経機能の異常

【解説】この記述は正しいです。

熱中症の中で最も重い症状です。

体温を調節する脳の機能(中枢神経)が壊れてしまい、意識がなくなったり、返事がおかしくなったりします。

非常に危険な状態で、すぐに入院治療が必要です。

まとめ

熱中症の種類を見分けるときは「原因」に注目しましょう。

血管が広がって脳が血不足になるのが「熱失神(血圧低下)」

塩分不足が「熱けいれん」

水分不足が「熱疲労」

そして脳の機能がダウンするのが「熱射病」です。

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