建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問27 (建築物の環境衛生 問27)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問27(建築物の環境衛生 問27) (訂正依頼・報告はこちら)

シックビル症候群に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • そのビルに居住する人の20%以上が不快感に基づく症状を認める。
  • 部屋の気密性が高いことは発症要因となる。
  • 原因物質は同定されている。
  • 学校でもみられる。
  • 職場のストレスは、発症の危険因子となる。

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この過去問の解説 (2件)

01

不適切なものは「原因物質は同定されている」です。

選択肢1. そのビルに居住する人の20%以上が不快感に基づく症状を認める。

この記述は正しいです。シックビル症候群は、特定の建物内で過ごす人の中で、一定割合(おおよそ20%以上)が不快感や健康被害を訴える状態を指します。

選択肢2. 部屋の気密性が高いことは発症要因となる。

この記述は正しいです。部屋の気密性が高いと、換気が不十分になり、空気中の汚染物質が滞留しやすくなるため、発症要因となります。

選択肢3. 原因物質は同定されている。

この記述は不適切です。シックビル症候群の原因は一つに特定されておらず、複数の要因(化学物質、換気不足、心理的要因など)が絡み合って発症すると考えられています。

選択肢4. 学校でもみられる。

この記述は正しいです。シックビル症候群は、ビルだけでなく、学校や住宅などの建物でも発生することがあります。

選択肢5. 職場のストレスは、発症の危険因子となる。

この記述は正しいです。職場のストレスは心理的要因としてシックビル症候群の発症リスクを高める要因となる場合があります。

まとめ

「原因物質は同定されている」が不適切です。シックビル症候群の原因は複数の要因が関与しており、特定の原因物質が明確に同定されているわけではありません。他の選択肢は正しい内容を含んでいます。

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02

この問題は、ビルの中で働く人や住む人が、鼻や喉の痛み、頭痛、湿疹などの体調不良を訴える「シックビル症候群」の特徴を問うものです。

特定の原因を突き止めることが難しいという、この病気ならではの性質を理解しましょう。

選択肢1. そのビルに居住する人の20%以上が不快感に基づく症状を認める。

【解説】この記述は正しいです。 

世界保健機関(WHO)の定義では、そのビルにいる人の20%以上に、目、鼻、喉の刺激や頭痛などの症状が見られる場合にシックビル症候群と呼ぶことがあります。

選択肢2. 部屋の気密性が高いことは発症要因となる。

【解説】この記述は正しいです。 

窓が開けられないなど、外の空気と入れ替わりにくい(気密性が高い)部屋では、汚れた空気がたまりやすいため、症状が出る原因になります。

選択肢3. 原因物質は同定されている。

【解説】正解です。この記述は誤りです。

シックビル症候群の最大の特徴は、原因物質がはっきりと「これだ」と特定できないことです。

空気の汚れ、温度、湿度、心理的なストレスなど、いろいろな原因が重なって起こると考えられています。

選択肢4. 学校でもみられる。

【解説】この記述は正しいです。 

ビルだけでなく、学校の校舎などで同様の症状が出ることもあります。

これは「シックスクール」と呼ばれることもありますが、仕組みは同じです。

選択肢5. 職場のストレスは、発症の危険因子となる。

【解説】この記述は正しいです。 

空気の汚れなどの物理的な原因だけでなく、仕事が忙しすぎる、人間関係がうまくいかないといった「心のストレス」も、症状を悪化させる大きな要因となります。

まとめ

シックビル症候群は「原因が一つに決められない」という点が試験でよく狙われます。

空気の入れ換え不足、建材からの化学物質、そして心のストレスまで、様々な要因が混ざり合って起こるものだと覚えておきましょう。

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