建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問40 (建築物の環境衛生 問40)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問40(建築物の環境衛生 問40) (訂正依頼・報告はこちら)

環境基本法における水質汚濁に係る環境基準において、公共用水域から検出されないこととされているものは次のうちどれか。
  • カドミウム
  • PCB
  • 砒(ひ)素
  • ベンゼン

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この過去問の解説 (2件)

01

公共用水域から検出されないこととされているのは「PCB」です。

選択肢1. カドミウム

カドミウムは、環境基準において濃度が規定されており、微量の検出が許容される物質です。人体に有害で、長期的な摂取は腎臓障害や骨軟化症を引き起こす可能性があります。

選択肢2. PCB

PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、公共用水域から検出されないことが基準で求められています。PCBは化学的に安定で分解しにくく、生物濃縮も起こるため、完全に排除すべき物質とされています。

選択肢3. 砒(ひ)素

砒素も環境基準で濃度が定められており、一定の濃度以下であれば検出されても問題ありません。天然に存在する場合が多いですが、人体への影響が懸念されるため、濃度管理が重要です。

選択肢4. ベンゼン

ベンゼンは基準値以下であれば検出が許容されています。これは工業排水などから環境中に排出される可能性があるためです。長期曝露により発がん性がある物質として知られています。

選択肢5. 鉛

鉛も環境基準で濃度が規定されており、微量であれば検出が許容されています。鉛は神経系に悪影響を及ぼす物質で、特に子どもにとって有害です。

まとめ

PCBは、環境基本法に基づく水質汚濁に係る環境基準において、公共用水域から完全に検出されないことが求められています。他の物質は基準値以下であれば検出が許容されています。PCBの危険性は分解しにくさと生物濃縮の点にあります。

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02

環境基本法に基づき設定されている「人の健康の保護に関する環境基準(健康項目)」のうち、特に毒性や残留性が高く、一切の検出が許されない物質がどれであるかを問うています。

選択肢1. カドミウム

【解説】この記述は誤りです。

カドミウムの環境基準値は「0.003 mg/L以下」と定められています。

かつては「0.01 mg/L以下」でしたが、健康への影響を考慮し、現在はより厳しい数値に改定されています。

選択肢2. PCB

【解説】正解です。この記述は正しいです。

PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、極めて毒性が強く、分解されにくいうえに脂肪に溶け込みやすい性質を持っています。

そのため、環境基準では「検出されないこと」と厳格に定められています。

選択肢3. 砒(ひ)素

【解説】この記述は誤りです。

砒(ひ)素の環境基準値は「0.01 mg/L以下」と定められています。

自然界の地質由来で検出されることもあるため、基準値が設けられています。

選択肢4. ベンゼン

【解説】この記述は誤りです。

ベンゼンの環境基準値は「0.01 mg/L以下」と定められています。

揮発性有機化合物(VOC)の一つとして、排水や地下水などの監視対象となっています。

選択肢5. 鉛

【解説】この記述は誤りです。

鉛の環境基準値は「0.01 mg/L以下」と定められています。

砒素やベンゼンと同じ数値であり、これらも健康に悪影響を及ぼす有害物質として管理されています。

まとめ

水質の環境基準において「検出されないこと」とされている物質は、

PCB全シアンアルキル水銀の3つが代表的です。

これらは極めて有害性が高いため、数値による許容ではなく「ゼロ」であることが求められています。

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