建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問69 (空気環境の調整 問69)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問69(空気環境の調整 問69) (訂正依頼・報告はこちら)

加湿装置の方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 気化方式は、吹出し空気の温度が降下する。
  • 気化方式は、結露する可能性が低い。
  • 水噴霧方式は、給水中の不純物を放出しない。
  • 水噴霧方式は、吹出し空気の温度が降下する。
  • 蒸気方式は、吹出し空気の温度が降下しない。

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この過去問の解説 (2件)

01

不適当な記述は「水噴霧方式は、給水中の不純物を放出しない。」です。

選択肢1. 気化方式は、吹出し空気の温度が降下する。

気化方式は、水が蒸発することで空気の熱を奪うため、空気の温度が下がります。これは「気化熱」と呼ばれる現象です。この記述は適当です。

選択肢2. 気化方式は、結露する可能性が低い。

気化方式では、水が蒸発して空気中の湿度を上げるため、通常は結露しにくいです。結露は、空気が冷やされて飽和水蒸気量を超えたときに起こるため、気化方式では問題になりにくいです。この記述は適当です。

選択肢3. 水噴霧方式は、給水中の不純物を放出しない。

水噴霧方式では、細かい水滴を空気中に噴霧するため、水に含まれる不純物(ミネラルや汚れ)も一緒に放出される可能性があります。そのため、フィルターや水処理が重要になります。この記述は不適当です。

選択肢4. 水噴霧方式は、吹出し空気の温度が降下する。

水噴霧方式も、気化方式と同様に水が蒸発する際に熱を奪うため、吹き出す空気の温度は下がります。この記述は適当です。

選択肢5. 蒸気方式は、吹出し空気の温度が降下しない。

蒸気方式は、水を加熱して蒸気を発生させ、その蒸気を空気中に放出する方式です。すでに気体になった蒸気を放出するため、気化熱による温度低下はなく、むしろ空気の温度は上がることがあります。この記述は適当です。

まとめ

水噴霧方式では、水に含まれる不純物が空気中に放出される可能性があるため、「水噴霧方式は、給水中の不純物を放出しない。」という記述は誤りです。

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02

加湿方式(気化式、水噴霧式、蒸気式)ごとの空気の状態変化(温度変化)と、衛生上の特性(不純物の放出)について正しく理解しているかを問うています。

選択肢1. 気化方式は、吹出し空気の温度が降下する。

【解説】この記述は正しいです。

気化方式(滴下浸透式など)は、水の蒸発潜熱を空気から奪うため、空気の温度(顕熱)が低下します。

選択肢2. 気化方式は、結露する可能性が低い。

【解説】この解説は正しいです。

気化方式は、空気の露点温度を超えることはなく、飽和状態以上に加湿されることがほとんどないため、他の方式に比べて結露の可能性が低くなります。

選択肢3. 水噴霧方式は、給水中の不純物を放出しない。

【解説】正解です。この記述は誤りです。

水噴霧方式(遠心式、超音波式、高圧スプレー式など)は、水を微細な液滴にして直接空中に放出します。そのため、給水中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの不純物(硬度成分)や細菌が、そのまま空気中に放出されてしまいます。

選択肢4. 水噴霧方式は、吹出し空気の温度が降下する。

【解説】この記述は正しいです。

水噴霧方式は、空中に放たれた水滴が蒸発する際に空気から蒸発潜熱を奪うため、吹出し空気の温度は低下します。

選択肢5. 蒸気方式は、吹出し空気の温度が降下しない。

【解説】この記述は正しいです。

蒸気方式は、ボイラなどで発生させた高温の蒸気を吹き込むため、空気から熱を奪うことはなく、むしろわずかに温度が上昇するか、ほぼ一定に保たれます。

まとめ

温度が下がるもの: 水噴霧方式、気化方式(水から蒸発させるため熱を奪う)。

温度が下がらないもの: 蒸気方式(すでに蒸気なので熱を奪わない)。

不純物を放出するもの: 水噴霧方式(水そのものを飛ばすため)。

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