建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問89 (空気環境の調整 問89)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問89(空気環境の調整 問89) (訂正依頼・報告はこちら)
- 照明器具の保守率は、照明施設の管理状況によらず、光源、照明器具の性能のみで決まる。
- LED照明器具の場合、周辺環境の清浄度が同じであれば、露出形と完全密閉形の設計光束維持率は同等である。
- 既設の蛍光ランプ用照明器具のランプを直管ランプで代替する場合、適切なランプと照明器具の組合せでないと、照明器具の焼損や火災を招くおそれがある。
- 光源の交換と清掃の時期を合理的に組み合わせることが、所要照度の維持にとって望ましい。
- JIS8105−1によれば、照明器具の適正交換の目安は、累積点灯時間30,000時間としている。
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この過去問の解説 (2件)
01
照明器具の保守に関する記述の中で、 「照明器具の保守率は、照明施設の管理状況によらず、光源、照明器具の性能のみで決まる。」 という内容は正しくありません。
照明器具の 保守率 は、時間の経過とともに光束が低下することを考慮し、計画時の照度を維持するための指標です。これは 光源や照明器具の性能だけでなく、周囲の環境や清掃の頻度などの管理状況にも影響を受けます。 例えば、ほこりや汚れが多い環境では、定期的な清掃をしないと保守率が低くなり、照度が下がります。
密閉形のほうが汚れにくく、露出形よりも長期間高い維持率を保ちやすい。 しかし、周辺環境が同じであれば、設計光束維持率は同等になる場合もあるため、この記述は適切です。
適切な組み合わせでないと、過熱や火災のリスクがあるため、正しい記述です。
所要照度を維持するために重要な対策なので、適切です。
JIS規格では、適正交換の目安として累積点灯時間30,000時間が推奨されているため、正しい記述です。
「照明器具の保守率は、照明施設の管理状況によらず、光源、照明器具の性能のみで決まる。」 という記述は不適当です。
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02
この問題は、照明施設の保守で重要となる保守率、器具形状による汚れやすさ、ランプ交換時の安全性、清掃計画、さらに照明器具の適正交換時期について理解しているかを問うものです。照明の維持管理では、初期性能だけでなく、使用環境や汚損、清掃頻度、経年劣化が照度や安全性に大きく影響します。したがって、単に明るさだけを見るのではなく、管理状態まで含めて総合的に判断することが大切です。
不適切です。保守率は、一定期間使用した後の平均照度が初期の平均照度に対してどの程度保たれているかを表す考え方で、光源や器具そのものの性能だけで決まるものではありません。実際には、器具や室内面の汚れ、清掃の頻度、使用環境の粉じん量など、維持管理の状態が照度低下に大きく影響します。管理が悪ければ同じ器具でも保守率は低下するため、この記述は誤りです。
適切です。 LED照明器具の設計光束維持率は、LEDモジュール自体の光束維持特性に加えて、周囲環境による汚損条件などを考慮して定められます。周辺環境の清浄度が同一であれば、露出形であっても完全密閉形であっても、LED光源は蛍光ランプのように器具内部の反射板汚損による影響を大きく受けにくく、設計上は同等の維持率として扱われます。したがって、この記述は適切です。
適切です。既設の蛍光灯器具に代替ランプを取り付ける場合は、口金が合うだけでは安全とはいえません。電気的な方式や安定器との適合が取れていないと、異常発熱や過電流が生じ、器具の焼損や発煙、火災につながる危険があります。照明工業会でも、誤った組合せでの使用には注意を促しており、適合確認は保守上きわめて重要です。
適切です。照明施設では、光源は時間とともに光束が低下し、さらに器具や反射面に汚れが付くと照度は一段と下がります。そのため、ランプ交換と器具清掃を別々に場当たり的に行うより、計画的に組み合わせたほうが必要照度を効率よく維持できます。維持管理コストの面でも無駄が少なく、保守計画として合理的です。
適切です。照明器具は見た目に異常がなくても、長時間使用により内部の絶縁物や部品が劣化していきます。関連資料では、JIS C 8105-1 の解説などに基づく適正交換時期の目安として、累積点灯時間30,000時間が広く示されています。これは安全性の観点から交換を考え始める基準であり、使い続けても直ちに故障するという意味ではありませんが、保守上の重要な目安です。
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