建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問112 (給水及び排水の管理 問112)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問112(給水及び排水の管理 問112) (訂正依頼・報告はこちら)
- 給水管を上向き配管方式とする場合は、先上り配管とする。
- 給水配管の枝管の分岐は、下方に給水する場合には下取出しとする。
- 飲料水用配管は、他の配管系統と識別できるようにしなければならない。
- 銅管やステンレス鋼管は、異物の付着による孔食のおそれがあるので、管内清掃を十分に行う。
- 不等(不同)沈下の変位吸収のために、ショックアブソーバを配管に取り付ける。
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この過去問の解説 (2件)
01
不適当なのは「不等(不同)沈下の変位吸収のために、ショックアブソーバを配管に取り付ける。」です。
正しいです。
先上り配管とは、配管を先に立ち上げてから分岐させる方式です。これによりエアポケット(管内に空気がたまること)を防ぎ、水の流れをスムーズにする効果があります。
正しいです。
下取出しは、配管の下側から枝管を取り出す方法です。水の流れを妨げず、エアがたまりにくいため、給水配管では一般的に推奨されます。
正しいです。
飲料水とその他の水(雑排水や非飲料水)が混ざらないように、識別できる色やラベルで明示する必要があります。 これにより、誤接続や汚染のリスクを防ぎます。
正しいです。
銅管やステンレス鋼管は耐久性が高いですが、管内に異物が付着すると腐食(孔食)が発生することがあります。 そのため、設置前やメンテナンス時に適切な洗浄が必要です。
誤りです。
ショックアブソーバは、配管内の水撃(ウォーターハンマ)を抑えるための装置であり、不等沈下の変位吸収には適していません。
不等沈下による配管の損傷を防ぐには、フレキシブル継手やループ配管などを使用します。
ショックアブソーバは水撃防止のための装置であり、不等沈下の変位吸収には適しません。そのため、この選択肢が不適当です。
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02
この問題は、給水配管の基本的な施工方法や維持管理上の注意点、さらに配管に取り付ける機器の用途を正しく理解しているかを問うものです。給水設備では、水が滞留しにくい配管勾配や分岐方法、配管の誤接続防止、管内の清浄保持などが重要になります。また、配管に用いる附属装置にはそれぞれ明確な役割があり、目的に合わない機器を選ぶと不具合や事故の原因になります。用語の意味と実際の役割を結び付けて整理することが大切です。
適切です。上向き配管方式では、水の流れに沿って配管を先上りとすることで、管内に空気だまりが生じにくくなり、通水障害や騒音の発生を防ぎやすくなります。逆に不適切な勾配をとると、空気が管内に残って水の流れを妨げたり、末端で十分な給水ができなくなったりすることがあります。給水配管では、空気の滞留を避けて円滑に送水できるように配管方向と勾配を計画することが基本です。
適切です。下方へ給水する枝管は、主管から下取出しとするのが基本です。これは、必要な方向へ素直に水を流しやすく、無理な曲がりや空気だまりを減らせるためです。分岐方法が不適切だと、給水の安定性が悪くなったり、配管内に滞留部ができたりして、維持管理の面でも不利になります。枝管の取出し方向は単なる施工の都合ではなく、給水の確実性や衛生性に関わる大切な要素です。
適切です。飲料水用配管は、雑用水、消火用水、排水配管など他系統と明確に識別できるようにする必要があります。識別が不十分だと、誤接続や誤操作が起こり、飲料水への汚染や衛生事故につながるおそれがあります。配管の色分け、表示、系統図との整合などを行うことで、施工時だけでなく点検や改修時の安全性も高まります。建築設備では、見分けやすくして人為的ミスを防ぐ考え方が非常に重要です。
適切です。銅管やステンレス鋼管は耐食性に優れていますが、管内に切粉や砂、溶接残さなどの異物が残ると、その部分が腐食の起点となり、局部的に深く腐食する孔食を生じることがあります。孔食は外見では気付きにくいまま進行し、漏水事故につながることもあります。そのため、施工後や通水前に十分な管内清掃を行い、異物を残さないことが重要です。材料が優れていても、施工管理が不十分だと性能を発揮できません。
不適切です。ショックアブソーバは、主にウォータハンマのような急激な圧力変動を吸収するための機器であり、地盤沈下や建物の不同沈下による配管の変位を吸収する目的には適していません。不同沈下への対応では、フレキシブルジョイントや可とう継手など、配管のずれや変形に追随できる継手を用いるのが一般的です。圧力衝撃対策の機器と変位吸収用の機器は役割が異なるため、用途を混同しないことが大切です。
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