建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問147 (清掃 問147)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問147(清掃 問147) (訂正依頼・報告はこちら)

建材の予防清掃に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • ほこり以外の汚れ物質は、人間の活動に伴って付着することが多い。
  • 高気密化している建築物では、窓や隙間がほこりの侵入路として重要視されている。
  • 汚れは、凹凸が多くて粗い表面には付着しやすく、付着すると除去しにくい。
  • 建材が親水性か疎水性かによって、付着する汚れの種類は異なる。
  • シール剤や床維持剤の塗布により、汚れの予防効果が得られる。

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この過去問の解説 (2件)

01

最も不適当な記述

「高気密化している建築物では、窓や隙間がほこりの侵入路として重要視されている。」

選択肢1. ほこり以外の汚れ物質は、人間の活動に伴って付着することが多い。

これは適当です。
汚れの多くは、人が建物を使用することで発生します。例えば、皮脂、飲食物の飛び散り、靴についた土や泥などが付着することが挙げられます。ほこりは空気中にも存在しますが、それ以外の汚れは主に人間の行動によって建材に付着します。

選択肢2. 高気密化している建築物では、窓や隙間がほこりの侵入路として重要視されている。

これは不適当です。
高気密の建築物では、外部からの空気の流入が少ないため、窓や隙間からのほこりの侵入は少なくなります。むしろ、内部で発生するほこり(衣類の繊維、紙の粉じんなど)がたまりやすく、換気の管理が重要になります。

選択肢3. 汚れは、凹凸が多くて粗い表面には付着しやすく、付着すると除去しにくい。

これは適当です。
表面が滑らかな素材に比べて、凹凸が多い素材は汚れが溜まりやすくなります。例えば、ざらざらした壁や床は、汚れが入り込んでしまい、掃除が難しくなることがあります。

選択肢4. 建材が親水性か疎水性かによって、付着する汚れの種類は異なる。

これは適当です。
親水性の建材は水になじみやすく、水溶性の汚れが付きにくい傾向があります。一方、疎水性の建材は油になじみやすいため、油汚れが付着しやすくなります。この特性を考慮して、建材の選定や清掃方法を決めることが重要です。

選択肢5. シール剤や床維持剤の塗布により、汚れの予防効果が得られる。

これは適当です。
シール剤(コーティング剤)やワックスを塗ることで、建材の表面を保護し、汚れが直接付着しにくくなります。特に、床に塗布することで、汚れが染み込むのを防ぎ、清掃がしやすくなるという利点があります。

まとめ

「高気密化している建築物では、窓や隙間がほこりの侵入路として重要視されている。」の記述は不適当です。
高気密建築では外部からのほこりの侵入は少なくなるため、窓や隙間よりも内部で発生するほこりの管理が重要になります。

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02

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。建築物の高気密化が進むと、窓や隙間からのほこりの侵入は減少します。そのため、高気密化した建物では「出入り口」や「人の移動」がほこりの主な侵入経路となります。

選択肢1. ほこり以外の汚れ物質は、人間の活動に伴って付着することが多い。

正しいです。
食べ物の汚れや油汚れ、手垢、足跡汚れなど、ほこり以外の汚れのほとんどは、人が建物内で活動することによって発生・付着します。
 

選択肢2. 高気密化している建築物では、窓や隙間がほこりの侵入路として重要視されている。

誤りです。
高気密化が進んだ建築物では、窓や隙間からのほこりの侵入は少なくなります。そのため、ほこりの主な侵入路は窓・隙間ではなく、人や物の出入りによる玄関・出入り口からの持ち込みが中心となります。
 

選択肢3. 汚れは、凹凸が多くて粗い表面には付着しやすく、付着すると除去しにくい。

正しいです。
表面に凹凸があると汚れが入り込んで物理的に定着しやすくなり、清掃による除去も困難になります。これが平滑な表面が汚れにくいとされる理由です。
 

選択肢4. 建材が親水性か疎水性かによって、付着する汚れの種類は異なる。

正しいです。
親水性の建材には水性汚れが付着しやすく、疎水性の建材には油性汚れが付着しやすい傾向があります。
 

選択肢5. シール剤や床維持剤の塗布により、汚れの予防効果が得られる。

正しいです。
シール剤は建材の表面を保護し、汚れの侵入を防ぎます。床維持剤も床材の表面を平滑にし、汚れの付着を抑えるとともに除去しやすくする予防清掃の手段です。
 

まとめ

高気密化した建物では「窓や隙間」ではなく「出入り口や人の往来」がほこりの主な侵入経路である点がポイントです。

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