建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問154 (清掃 問154)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問154(清掃 問154) (訂正依頼・報告はこちら)

清掃におけるドライメンテナンスに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 床材への熱影響に注意が必要である。
  • スプレークリーニング法の仕上げには、フロアポリッシュを塗布する。
  • ウェットメンテナンス法に比べ、滑りや転倒が多いので注意が必要である。。
  • 床材への水の浸透による劣化を防ぐ。
  • ドライバフ法で用いる床みがき機は、回転数が高いほど、光沢度の回復が容易である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

ドライメンテナンスは、床を水で濡らさずに清掃やメンテナンスを行う方法です。摩擦熱や適切な洗浄剤の使用などに注意しながら行うことで、床材の劣化を抑えながら光沢を保つことができます。下記の選択肢を順に見ていきます。

選択肢1. 床材への熱影響に注意が必要である。

この記述は適切です。ドライバフ法やスプレークリーニング法では、回転数の高い床みがき機を用いることがあり、摩擦熱で床材が変色したり、ワックス層が溶けたりする場合があります。回転数や圧力を適切に調整して作業することが大切です。

選択肢2. スプレークリーニング法の仕上げには、フロアポリッシュを塗布する。

この記述は適切です。スプレークリーニング法では、洗浄剤やポリッシュが入った溶液を床に吹きかけ、床みがき機で磨いて表面を整えます。磨く過程でワックス成分が床になじむので、仕上げとしてフロアポリッシュを追加で塗布することがあります。

選択肢3. ウェットメンテナンス法に比べ、滑りや転倒が多いので注意が必要である。。

この記述は不適切です。ウェットメンテナンス法では床が濡れやすく、乾くまでの間に歩行者が滑りやすくなります。一方、ドライメンテナンスは水を使わないため、床が濡れて転倒しやすくなる状況は起こりにくいです。

選択肢4. 床材への水の浸透による劣化を防ぐ。

この記述は適切です。ドライメンテナンスでは、ほとんど水を使わないため、床材が水を吸って劣化するリスクを下げられます。特に木質系の床や水に弱い床材を保護しやすい点が利点です。

選択肢5. ドライバフ法で用いる床みがき機は、回転数が高いほど、光沢度の回復が容易である。

この記述は適切です。ドライバフ法では、高速で回転するパッドの摩擦によってワックス表面を磨き、光沢を回復させます。回転数が高いほど短時間で光沢を出しやすくなりますが、摩擦熱が上がるため、作業時の熱影響に注意が必要です。

まとめ

ドライメンテナンスは、水を使わずに床を清掃・メンテナンスするため、床材へのダメージが少なく、作業後すぐに歩行できる利点があります。ただし、床みがき機の熱や床材への仕上げ方法などに配慮が必要です。ウェットメンテナンスのほうが床が濡れやすく、転倒リスクが高くなることを踏まえ、状況に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。

参考になった数12

02

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。ドライメンテナンスとは、水を使わずに床を維持管理する方法の総称です。水を使うウェットメンテナンスと対比しながら、ドライメンテナンスの利点・特徴・注意点を整理しておきましょう。

選択肢1. 床材への熱影響に注意が必要である。

正しいです。
ドライメンテナンスでは、特にドライバフ法やスプレーバフ法で高速回転の床みがき機を使用します。高速回転による摩擦熱が発生するため、熱に弱い床材には影響が生じる場合があり、注意が必要です。

選択肢2. スプレークリーニング法の仕上げには、フロアポリッシュを塗布する。

正しいです。
スプレーバフ法(スプレークリーニング法)では、少量のフロアポリッシュを床面にスプレーしながらバフがけを行い、光沢を回復させます。ウェットメンテナンスのように全面に厚く塗布するのではなく、必要最小限のポリッシュを使うのが特徴です。

選択肢3. ウェットメンテナンス法に比べ、滑りや転倒が多いので注意が必要である。。

誤りです。
ドライメンテナンスは水を使用しないため、床面が濡れることがなく、ウェットメンテナンスと比べて滑りや転倒のリスクは少ないです。滑り・転倒の危険性が高いのはウェットメンテナンスの方であり、本選択肢の記述は逆になっています。

選択肢4. 床材への水の浸透による劣化を防ぐ。

正しいです。
ドライメンテナンスの大きなメリットのひとつが、水を使わないことで床材への水分浸透を防ぎ、劣化や膨張・変色などを抑えられる点です。木質系床材など水に弱い床材に特に有効です。
 

選択肢5. ドライバフ法で用いる床みがき機は、回転数が高いほど、光沢度の回復が容易である。

正しいです。
ドライバフ法では床みがき機の高速回転による摩擦熱でポリッシュ被膜を均一に伸ばし、光沢を回復させます。回転数が高いほど摩擦熱が上がり、ポリッシュが溶けて均一に延びるため、光沢度の回復が容易になります。

まとめ

ドライメンテナンスの最大の特徴は「水を使わない」ことです。これにより、滑り・転倒リスクの低減、床材の水分劣化防止、乾燥待ち時間の短縮というメリットが生まれます。一方で、高速バフによる熱影響には注意が必要です。

参考になった数0