建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問156 (清掃 問156)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問156(清掃 問156) (訂正依頼・報告はこちら)

床以外の清掃作業に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
  • 廊下の壁面は、階段の壁面と比較して、ほこりの付着量が多い。
  • ドア・エレベータスイッチは、冬期は夏期に比べ手垢(あか)が付きやすくなる。
  • エレベータの壁は、手垢で汚れやすいので表面に保護膜を塗布しておくとよい。
  • トイレの清掃は、衛生上の観点から利用者の使用を全面的に禁止して作業を行う。
  • 照明器具は静電気でほこりがたまりやすく、照度低下があるため、毎日清掃する必要がある。

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この過去問の解説 (2件)

01

床以外の清掃では、壁面やドア、エレベーターのスイッチ、トイレ、照明器具など、多くの箇所の汚れを適切に管理することが求められます。特に、手が触れる場所やほこりがたまりやすい場所は、清掃頻度を考慮することが重要です。それぞれの選択肢について詳しく見ていきます。

選択肢1. 廊下の壁面は、階段の壁面と比較して、ほこりの付着量が多い。

この記述は不適切です。一般的に、ほこりは空気の流れが少ない場所や、静電気の影響を受けやすい場所にたまりやすくなります。階段の壁面は風の通りが少なく、ほこりが溜まりやすい傾向があります。そのため、廊下の壁面よりも階段の壁面のほうがほこりが付着しやすいことが多いです。

選択肢2. ドア・エレベータスイッチは、冬期は夏期に比べ手垢(あか)が付きやすくなる。

この記述は不適切です。冬は手が乾燥しやすく、皮脂の分泌が少なくなるため、手垢が付きにくくなります。一方、夏は汗や皮脂が多く分泌されるため、手垢が付きやすくなります。

選択肢3. エレベータの壁は、手垢で汚れやすいので表面に保護膜を塗布しておくとよい。

この記述は適切です。エレベーターの壁は、手が触れることが多いため、手垢や指紋が付きやすくなります。汚れを防ぐために保護膜を塗布すると、清掃がしやすくなり、見た目もきれいに保ちやすくなります。

選択肢4. トイレの清掃は、衛生上の観点から利用者の使用を全面的に禁止して作業を行う。

この記述は不適切です。トイレの清掃は利用者の安全や衛生を考慮して行う必要がありますが、通常は完全に使用禁止にせず、時間帯を分けたり、一部の便器のみを清掃したりして、利用者が使える状態を維持しながら作業します。全面的に禁止すると、不便を生じる可能性が高くなります。

選択肢5. 照明器具は静電気でほこりがたまりやすく、照度低下があるため、毎日清掃する必要がある。

この記述は不適切です。照明器具にはほこりがたまりやすく、長期間放置すると明るさが低下することがありますが、毎日清掃する必要はありません。定期的な清掃で十分な効果が得られます。

まとめ

エレベーターの壁は手が触れる機会が多いため、保護膜を塗布して汚れを防ぐことが有効です。一方で、手垢は夏のほうが付きやすく、トイレ清掃も全面的に使用を禁止せずに行うのが一般的です。また、照明器具の清掃は定期的に行えば十分であり、ほこりの付着しやすい場所の特性を理解して適切な管理を行うことが重要です。

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02

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。床以外の清掃対象(壁・ドア・エレベータ・トイレ・照明など)については、それぞれ汚れの特性、清掃頻度の目安、実施方法に関する知識が問われます。

選択肢1. 廊下の壁面は、階段の壁面と比較して、ほこりの付着量が多い。

誤りです。
階段は上下の気流(煙突効果)が生じやすく、ほこりが空気とともに舞い上がり壁に付着しやすいため、廊下の壁面よりも階段の壁面の方がほこりの付着量が多くなる傾向があります。

選択肢2. ドア・エレベータスイッチは、冬期は夏期に比べ手垢(あか)が付きやすくなる。

誤りです。
手垢(皮脂・汗の汚れ)は夏期の方が多く分泌されるため、夏期に手垢が付きやすくなります。冬期は皮膚が乾燥し皮脂・汗の分泌量が少なくなるため、手垢は夏期より付きにくいです。
 

選択肢3. エレベータの壁は、手垢で汚れやすいので表面に保護膜を塗布しておくとよい。

正しいです。
エレベータ内は多くの人が触れる箇所であり、手垢などの油性汚れが付着しやすい場所です。壁面に保護膜(コーティング剤など)を塗布しておくことで汚れの付着を防ぎ、日常清掃での汚れ落としを容易にする効果があります。
 

選択肢4. トイレの清掃は、衛生上の観点から利用者の使用を全面的に禁止して作業を行う。

誤りです。
実際の清掃現場では、利用者の使用を全面的に禁止することは困難です。清掃中の表示や一部ブースを制限しながら作業するのが一般的であり、「全面禁止」は現実的な対応ではありません。
 

選択肢5. 照明器具は静電気でほこりがたまりやすく、照度低下があるため、毎日清掃する必要がある。

誤りです。
照明器具のほこりによる照度低下は確かに問題ですが、毎日清掃を行う必要はなく、定期清掃で対応するのが一般的です。毎日清掃は過剰であり、現実的な清掃計画とも一致しません。
 

まとめ

この問題では「手垢は夏期に多い」「階段の方がほこりが多い」「エレベータ壁への保護膜塗布は有効」の3点が重要知識です。清掃頻度については「毎日」「全面禁止」といった過剰・非現実的な表現に注意して選択肢を見極める習慣をつけましょう。
 

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