建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問150 (清掃 問150)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問150(清掃 問150) (訂正依頼・報告はこちら)

清掃作業と使用する洗剤との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 真ちゅう金物の洗浄 ――――――――― 研磨剤入り洗剤
  • 厨房床の洗浄 ―――――――――――― アルカリ性洗剤
  • 樹脂床維持剤塗布床面の剥離洗浄 ――― アルカリ性洗剤
  • 大理石床の洗浄 ――――――――――― 中性洗剤
  • リノリウム床の洗浄 ――――――――― アルカリ性洗剤

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、清掃作業において使用する洗剤の組み合わせが適切かどうかを確認するものです。特定の素材に対して適切な洗剤が選ばれているかを確認し、最も不適当な組み合わせを選びます。

選択肢1. 真ちゅう金物の洗浄 ――――――――― 研磨剤入り洗剤

これは適切な組み合わせです。真ちゅう金物は金属であるため、研磨剤入り洗剤を使用して汚れや酸化物を除去するのが一般的です。研磨剤入りの洗剤は、金属の表面を傷つけずに効率よく汚れを落とすことができます。

選択肢2. 厨房床の洗浄 ―――――――――――― アルカリ性洗剤

これは適切な組み合わせです。厨房の床は油汚れや食べ物のカスが付きやすいため、アルカリ性の洗剤が効果的です。アルカリ性洗剤は油脂を分解する働きがあり、厨房での掃除に最適です。

選択肢3. 樹脂床維持剤塗布床面の剥離洗浄 ――― アルカリ性洗剤

これは適切な組み合わせです。樹脂床には汚れが付着しやすく、また維持剤(ワックスなど)の塗布がされていることが多いです。アルカリ性洗剤は、ワックスや維持剤の除去に効果的で、床面をきれいに保つために使われます。

選択肢4. 大理石床の洗浄 ――――――――――― 中性洗剤

これは適切な組み合わせです。大理石は酸に弱い素材です。中性洗剤は大理石を傷つけることなく汚れを落とすことができるため、大理石の床の洗浄には最適です。

選択肢5. リノリウム床の洗浄 ――――――――― アルカリ性洗剤

これは不適切な組み合わせです。リノリウムは、アルカリ性に弱い素材です。アルカリ性洗剤を使うと、リノリウムの表面が傷んだり、劣化を引き起こす可能性があります。リノリウム床の洗浄には中性洗剤が適しています。

まとめ

最も不適当な組み合わせは、「リノリウム床の洗浄 ――― アルカリ性洗剤」です。リノリウム床はアルカリ性洗剤に弱いため、使用すると床を傷めてしまう可能性があります。その他の選択肢は、素材に対して適切な洗剤が選ばれています。

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02

清掃作業では、汚れの性質や床材・金属材の材質に応じて適切な洗剤を選定することが重要です。洗剤の種類を誤ると、汚れが十分に落ちないだけでなく、床材や設備を傷めたり、変色や劣化を引き起こしたりする原因になります。特に石材や天然素材は薬品の影響を受けやすく、アルカリ性や酸性への耐性を理解しておく必要があります。この問題は、各材料に対する洗剤の適合性を理解しているかを確認する内容です。

選択肢1. 真ちゅう金物の洗浄 ――――――――― 研磨剤入り洗剤

適切です。真ちゅう金物は、表面にくすみや酸化による変色が発生しやすいため、研磨剤入り洗剤を用いて磨きながら汚れや酸化膜を除去する方法が一般的です。研磨剤には金属表面を微細に削って光沢を回復させる作用があります。ただし、強く磨きすぎると表面を傷めたり、メッキをはがしたりするおそれがあるため、材質や仕上げ状態を確認しながら使用する必要があります。

選択肢2. 厨房床の洗浄 ―――――――――――― アルカリ性洗剤

適切です。厨房床には、動植物油脂や食品由来のたんぱく質汚れが多く付着します。アルカリ性洗剤は油脂を分解・乳化する力が強く、厨房特有のべたつき汚れの除去に適しています。特に強い油汚れには中性洗剤では洗浄力が不足する場合があります。ただし、洗剤成分が残留すると滑りや材質劣化の原因になるため、洗浄後は十分な水拭きやすすぎを行うことが重要です。

選択肢3. 樹脂床維持剤塗布床面の剥離洗浄 ――― アルカリ性洗剤

適切です。樹脂床維持剤の剥離洗浄では、古い樹脂皮膜を溶解・軟化させる必要があるため、強いアルカリ性をもつ剥離剤が使用されます。アルカリ成分には樹脂成分を分解しやすくする働きがあり、床面に付着した汚れとともに古い皮膜を除去できます。ただし、濃度が高すぎたり放置時間が長すぎたりすると床材そのものを傷める危険があるため、適切な希釈倍率と作業手順を守る必要があります。

選択肢4. 大理石床の洗浄 ――――――――――― 中性洗剤

適切です。大理石は炭酸カルシウムを主成分とする天然石であり、酸性洗剤を使用すると表面が溶けて光沢低下や変色を起こすおそれがあります。そのため、大理石の清掃には材質への影響が少ない中性洗剤を使用するのが基本です。また、アルカリ性が強すぎる洗剤でも表面を傷める場合があるため、石材専用または中性タイプの洗剤を使用し、やさしく洗浄することが重要です。

選択肢5. リノリウム床の洗浄 ――――――――― アルカリ性洗剤

不適切です。リノリウム床は、亜麻仁油や木粉などの天然材料を主成分としているため、強いアルカリ性洗剤に弱い性質があります。アルカリ性洗剤を使用すると、表面の変色や劣化、軟化を引き起こすことがあります。そのため、リノリウム床の清掃には中性洗剤を使用するのが基本です。材質に適さない洗剤を使うと床材寿命を縮める原因になるため、床材ごとの耐薬品性を理解して洗剤を選定する必要があります。

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