建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問59 (空気環境の調整 問59)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問59(空気環境の調整 問59) (訂正依頼・報告はこちら)
- 中央方式の空気調和設備と同様に、熱源設備が必要となる。
- 圧縮機の駆動は、全て電力を用いている。
- 通常は、外気処理機能を備えている。
- ビル用マルチパッケージは、ON-OFF制御により、圧縮機の容量制御を行うのが主流である。
- 水熱源ヒートポンプ方式のパッケージ型空調機は、圧縮機を備えているため騒音に注意が必要である。
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この過去問の解説 (2件)
01
水熱源ヒートポンプ方式のパッケージ型空調機は、圧縮機を備えているため騒音に注意が必要です。
パッケージ型は機内に圧縮機を持つヒートポンプが基本で、特に水熱源ヒートポンプ(WSHP)は室内側に機器を置くことが多く、運転音・振動対策(防振吊り・吸音)が重要になります。
不適当です。パッケージ型は冷温水の中央熱源を別置きしません。機内の圧縮機・凝縮器・蒸発器で冷房・暖房を自給します(個別分散方式)。
不適当です。電動のEHPが一般的ですが、ガスエンジンで圧縮機を回すGHPもあります。全て電力とは言えません。
不適当です。一般的な室内機は還気処理が中心で、本格的な外気処理(加熱・冷却・除湿・加湿)は外気処理機(外調機)を別置きするのが普通です。微量の外気混入はできますが、「通常は備える」は言い過ぎです。
不適当です。ビル用マルチ(VRF/VRV)はインバータによる回転数制御が主流です。多段圧縮機やバイパスもありますが、単純なON-OFFのみが主流ではありません。
適当です。圧縮機音・振動が発生するため、防振・遮音・据付位置に配慮します。
覚えるポイントは三つです。
パッケージ型=機内に熱源(ヒートポンプ)を内蔵し、中央熱源は不要。
駆動方式はEHPだけでなくGHPもあるため、全て電力は誤り。
外気処理は原則外調機で対応、ビル用マルチはインバータ容量制御が主流。
この整理から、騒音配慮が必要という記述が最も適当と判断できます。
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02
正解は、「水熱源ヒートポンプ方式のパッケージ型空調機は、
圧縮機を備えているため騒音に注意が必要である。」です。
この問題は、パッケージ型空調機の特徴に関するものです。
パッケージ型空調機は、冷凍機(圧縮機・凝縮器・蒸発器など)と、
送風機などを一体化した「ユニット形式」の空調機であり、
中央熱源方式とは異なり、個々の機器がそれぞれ冷暖房能力を持つのが特徴です。
ビル用マルチ(VRF)やルームエアコンも、
広い意味でパッケージ型空調機に含まれます。
誤りです。中央方式の空気調和設備では、
ボイラ・冷凍機・冷却塔などから構成される「熱源設備」が別途設けられ、
そこから冷温水や蒸気が空調機(AHU・FCUなど)に供給されます。
空調機自体は「熱源を利用する側」であり、熱源設備は別系統として存在します。
一方、パッケージ型空調機は、圧縮機・凝縮器・蒸発器などを一体化した、
冷凍サイクル内蔵型」の空調機であり、機器単体で冷暖房能力を持ちます。
誤りです。現在一般的なパッケージ型空調機の圧縮機は、
電動モータ駆動が主流です。
しかし、歴史的にはガスエンジン駆動ヒートポンプ(GHP)など、
ガスを燃料としてエンジンで圧縮機を回す方式も存在し、
今も一部で利用されています。
誤りです。一般的なパッケージ型空調機は、
室内空気の循環・冷暖房を主目的とした機器であり、
多くは外気処理機能を備えていません。
外気導入が必要な場合は、
別途外気処理機(外調機)や全熱交換器などを設置し、
それと組み合わせて使用するのが一般的です。
誤りです。ビル用マルチパッケージ(VRF:Variable Refrigerant Flow)は、
冷媒流量や圧縮機の回転数を連続的に制御する“インバータ制御”が主流です。
負荷に応じて圧縮機の回転数を変化させることで、
部分負荷時の効率を高め、省エネルギー性を確保しています。
ON-OFF制御は、古いルームエアコンなどで用いられていた単純な制御方式であり、
ビル用マルチの主流とは言えません。
正しいです。水熱源ヒートポンプ方式のパッケージ型空調機は、
冷却塔や地下水・河川水などを熱源とする、
水ループに接続されたヒートポンプユニットです。
ヒートポンプであるため、圧縮機を内蔵しており、
その運転に伴う機械音・振動が発生します。
機械室内や天井裏などに設置する場合でも、居室への騒音伝播を抑えるため、
防振・防音・設置位置の配慮が重要です。
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