建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問131 (給水及び排水の管理 問132)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問131(給水及び排水の管理 問132) (訂正依頼・報告はこちら)

排水管に設置する掃除口と排水ますに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 掃除口の設置間隔は、排水管の管径が75mmの場合には、25m程度とする。
  • 排水ますは、敷地排水管の道管が長い場合、管内径の120倍を超えない範囲内に設置する。
  • 掃除口の口径は、排水管の管径が125mmの場合には、100mmとする。
  • 掃除口は、建物内の排水横主管と敷地排水管との接続箇所の近くに設置する。
  • 排水ますの大きさは、配管の埋設深度、接続する配管の大きさと本数、及び点検等を考慮して決定する。

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この過去問の解説 (1件)

01

不適当なのは「掃除口の設置間隔は、排水管の管径が75mmの場合には、25m程度とする。」です。
小口径(75mm)の排水横管では、掃除口の間隔はもっと短く設定します。一般に15m程度が目安で、25mは離し過ぎです。

選択肢1. 掃除口の設置間隔は、排水管の管径が75mmの場合には、25m程度とする。

不適当です。管径が小さいほど詰まりやすいため、短い間隔で掃除口を設けます。75mmなら約15m程度が目安で、25mは保守の観点から長すぎます。

選択肢2. 排水ますは、敷地排水管の道管が長い場合、管内径の120倍を超えない範囲内に設置する。

適切です。直線区間が長いと清掃・点検が難しくなるため、おおむね管内径の120倍以内を目安に排水ますを配置します。

選択肢3. 掃除口の口径は、排水管の管径が125mmの場合には、100mmとする。

適切です。100mmを下回らない口径を確保すればよく、125mm管に対して100mmの掃除口は一般的な取り扱いです(作業性を考えて同径や大きめにする場合もあります)。

選択肢4. 掃除口は、建物内の排水横主管と敷地排水管との接続箇所の近くに設置する。

適切です。建物側と敷地側の境界付近点検・トラブル発見の要所なので、近接して掃除口を設けます。

選択肢5. 排水ますの大きさは、配管の埋設深度、接続する配管の大きさと本数、及び点検等を考慮して決定する。

適切です。深さ・配管径・分岐数・作業スペースなどを見て、人が点検できる寸法を確保します。

まとめ

ポイントは掃除口の間隔と配置です。

小口径ほど間隔は短く(75mmなら約15mが目安)。

境界や曲がり・分岐の要所に掃除口を置く。

排水ますは点検しやすい間隔とサイズで配置する。
この考え方を押さえると、75mmで25m間隔という記述が不適当だと判断できます。

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