建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問172 (ねずみ、昆虫等の防除 問173)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問172(ねずみ、昆虫等の防除 問173) (訂正依頼・報告はこちら)
- 警戒心が強く、粘着トラップによる防除が難しい。
- 都心のビル内では、優占種となっている。
- 運動能力に優れており、電線やロープを渡ることができる。
- ドブネズミと比べて雑食の傾向が強い。
- 尾は体長より長く、耳は大きくて折り返すと目をおおう。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは「ドブネズミと比べて雑食の傾向が強い。」です。
クマネズミは警戒心が強く、選り好みが激しいうえ、植物質(穀類・果実・ナッツ等)を好む傾向があります。より何でも食べるのはドブネズミの方です。
適切です。 クマネズミは新しい物を警戒し、足場を選んで行動します。粘着トラップは設置・馴化・誘引を工夫しないと回避されがちです。
適切です。 高層・複合ビルでは配線・ダクト・天井裏を利用して広がり、クマネズミが優勢になりやすいです。
適切です。 樹上性・跳躍力が高く、細い配管や電線も伝って移動します。高所での封じ込めが重要です。
不適切です。 より雑食性が強く、残飯なども幅広く食べるのはドブネズミです。クマネズミは植物質寄りで選択的な傾向があります。
適切です。 クマネズミの特徴的な形質です(尾が長い・耳が大きい)。ドブネズミは尾が体長より短めです。
見分けの要点は次のとおりです。
食性:クマネズミは選り好み・植物質寄り、ドブネズミはより雑食。
行動:クマネズミは高所・細径ルートを活用、警戒心が強い。
形態:尾は体長より長い、耳が大きいのがクマネズミの目安。
この整理で、食性の比較を取り違えた記述が不適当と判断できます。
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