建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問175 (ねずみ、昆虫等の防除 問176)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問175(ねずみ、昆虫等の防除 問176) (訂正依頼・報告はこちら)
- チクングニア熱 ―――― ヒトスジシマカ
- 日本紅斑熱 ―――――― コロモジラミ
- ウエストナイル熱 ――― アカイエカ
- レプトスピラ症 ―――― ネズミ
- マラリア ――――――― ハマダラカ
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは「日本紅斑熱 ―――――― コロモジラミ」です。
日本紅斑熱はマダニが媒介するリケッチア感染症です。コロモジラミ(衣服にすむシラミ)は媒介しません。シラミが関わるのは発疹チフスなど別の疾患です。
適切です。 チクングニアウイルスはヒトスジシマカやネッタイシマカが媒介します。国内ではヒトスジシマカが代表的です。
不適当です。 日本紅斑熱はマダニ(フタトゲチマダニなど)によって媒介されます。コロモジラミは関与しません。
適切です。 ウエストナイルウイルスはアカイエカなどのCulex属が主な媒介蚊です。鳥を増幅宿主として人へ伝播します。
適切です。 レプトスピラ症はネズミの尿などに含まれる病原体で汚染された水や土から感染します。厳密には媒介節足動物ではなく保菌動物(保有宿主)ですが、組合せとして妥当です。
適切です。 マラリア原虫はハマダラカ(Anopheles属)で媒介されます。
媒介者の取り違えに注意するのがポイントです。
日本紅斑熱=マダニ、マラリア=ハマダラカ、ウエストナイル熱=アカイエカ類。
チクングニア熱=ヒトスジシマカ(ほかネッタイシマカ)。
レプトスピラ症はネズミなどが保菌し環境を介して感染します。
この整理から、日本紅斑熱をコロモジラミと結びつけた記述が不適当と分かります。
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