建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問21 (建築物の環境衛生 問21)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問21(建築物の環境衛生 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

健康に影響を与える環境要因のうち、化学的要因として最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 酸素
  • 粉じん
  • オゾン
  • し尿
  • 放射線

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この過去問の解説 (2件)

01

人間の健康に影響を与える環境要因は

以下のように分類されます。

1.物理的要因(温度、気圧、熱、放射線、音、振動など)

2.科学的要因(酸素、粉じん、オゾン、し尿、水など)

3.生物的要因(ウイルス、細菌、ネズミ、昆虫など)

4.社会的要因(医療、福祉、行政、文化、産業など)

選択肢1. 酸素

不正解です。

酸素は化学的要因に分類されます。

選択肢2. 粉じん

不正解です。

粉じんは化学的要因に分類されます。

選択肢3. オゾン

不正解です。

オゾンは化学的要因に分類されます。

選択肢4. し尿

不正解です。

し尿は化学的要因に分類されます。

選択肢5. 放射線

正解です。

放射線は物理的要因に分類されます。

まとめ

様々な要素が体の器官に影響を与えています。

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02

正解は、「放射線」です。

 この問題は、健康に影響を与える環境要因を「化学的要因」「物理的要因」「生物的要因」に関するものです。

化学的要因は、化学物質やガス、蒸気などによる影響を指します。

酸素、粉じん、オゾン、し尿は化学的要因に該当しますが、放射線は物理的要因に分類されます。

放射線は電磁波や粒子線によるエネルギーであり、

化学反応を直接起こす物質ではないため、化学的要因とは異なります。

選択肢1. 酸素

正しいです。酸素は化学的要因に該当します。酸素濃度が低下すると酸欠状態となり、

労働者の健康に重大な影響を与えます。

高濃度酸素は火災リスクを高めるため、適切な濃度管理が必要です。

選択肢2. 粉じん

正しいです。粉じんは化学的要因に分類されます。

粉じんは固体微粒子であり、吸入によって呼吸器系に影響を与え、

じん肺やアレルギーの原因となります。

化学的要因として扱われる理由は、

物質の化学的性質や組成によって健康影響が異なるためです。

選択肢3. オゾン

正しいです。オゾンは強い酸化作用を持つ化学物質であり、

化学的要因に分類されます。

高濃度オゾンは呼吸器障害や眼刺激を引き起こすため、

空気清浄機や殺菌装置の使用時には濃度管理が重要です。

選択肢4. し尿

正しいです。し尿は化学的要因に該当します。

し尿は有機化合物を含み、

腐敗によりアンモニアや硫化水素などの有害ガスを発生させます。

これらは悪臭や衛生問題を引き起こし、感染症のリスクも伴います。

選択肢5. 放射線

不適当です。放射線は物理的要因に分類されます。

放射線は電磁波や粒子線によるエネルギーです。

DNA損傷やがんの原因となるため、

健康影響は重大ですが、化学的要因ではありません。

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