建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問22 (建築物の環境衛生 問22)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問22(建築物の環境衛生 問22) (訂正依頼・報告はこちら)

細胞・組織・臓器・臓器系とその機能の説明との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 自律神経 ―――― 消化、呼吸、循環等の諸機能を調整する。
  • 腎臓 ――――――― 血液の老廃物などをろ過して尿を生成する。
  • 消化器系 ―――― 栄養や水を摂取・吸収して再合成と排泄(せつ)を行う。
  • 赤血球 ――――― 細菌などに対する生体防御作用をもつ。
  • 内分泌系 ―――― 成長、発達、代謝をコントロールする。

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この過去問の解説 (2件)

01

人体に関する問題です。

建築物とは関係なさそうですが

建築物を利用する人を守るためにも

このような問題が出題されます。

選択肢1. 自律神経 ―――― 消化、呼吸、循環等の諸機能を調整する。

不正解です。

自律神経の役割は消化、呼吸、循環等の

諸機能を調整です。

選択肢2. 腎臓 ――――――― 血液の老廃物などをろ過して尿を生成する。

不正解です。

腎臓の役割は血液の老廃物などを

ろ過して尿を生成することです。

選択肢3. 消化器系 ―――― 栄養や水を摂取・吸収して再合成と排泄(せつ)を行う。

不正解です。

消化器系の役割は栄養や水を

摂取・吸収して再合成と排泄です。

選択肢4. 赤血球 ――――― 細菌などに対する生体防御作用をもつ。

正解です。

赤血球の役割は酸素・二酸化炭素の運搬、

血液のpHの調整です。

 

選択肢5. 内分泌系 ―――― 成長、発達、代謝をコントロールする。

不正解です。

内分泌系の役割は

成長、発達、代謝をコントロールすることです。

まとめ

ビル管理の業務では直接

人体の知識を活かすことは

少ないので試験勉強で身につけましょう。

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02

正解は、「赤血球―細菌などに対する生体防御作用をもつ。」です。

この問題は、人体の構造と機能に関するものです。

細胞・組織・臓器・臓器系は、それぞれ固有の役割を持っています。

自律神経は生命維持に必要な機能を自動調整し、

腎臓は老廃物を排出するため尿を生成します。消化器系は栄養の摂取・吸収・排泄を担い、

内分泌系はホルモンを介して成長や代謝を調整します。

また、赤血球は酸素運搬が主な役割であり、細菌防御は白血球の機能です。

選択肢1. 自律神経 ―――― 消化、呼吸、循環等の諸機能を調整する。

正しいです。自律神経は交感神経と副交感神経から成りたっており、

心拍、血圧、呼吸、消化などの生命維持機能を無意識に調整します。

これにより、体内の恒常性(ホメオスタシス)が保たれます。

自律神経は意識的に制御できないため、

ストレスや生活習慣の影響を受けやすいです。

選択肢2. 腎臓 ――――――― 血液の老廃物などをろ過して尿を生成する。

正しいです。腎臓は血液を濾過し、

不要な老廃物や余分な水分を尿として排出します。

さらに、体液の電解質バランスや酸塩基平衡を調整し、

血圧調節やホルモン分泌にも関与します。

腎臓の機能低下は全身の代謝に影響します。

選択肢3. 消化器系 ―――― 栄養や水を摂取・吸収して再合成と排泄(せつ)を行う。

正しいです。消化器系は、口腔から始まり、胃・腸で食物を分解し、

栄養素や水分を吸収し、その後、不要物を排泄します。

再合成は肝臓などで行われ、エネルギーや体組織の維持に利用されます。

消化器系の機能は、栄養管理や健康維持に直結します。

選択肢4. 赤血球 ――――― 細菌などに対する生体防御作用をもつ。

不適当です。赤血球の主な役割は酸素と二酸化炭素の運搬であり、

免疫機能はありません。細菌などに対する防御作用を担うのは白血球です。

白血球は異物を貪食し、抗体を産生することで感染防御を行います。

選択肢5. 内分泌系 ―――― 成長、発達、代謝をコントロールする。

正しいです。内分泌系はホルモンを分泌し、

成長、発達、代謝、ストレス反応などを調整します。

主要な内分泌器官には甲状腺、副腎、膵臓、下垂体などがあります。

ホルモンの分泌異常は、糖尿病や甲状腺疾患などの原因になります。

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