建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問42 (建築物の環境衛生 問42)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問42(建築物の環境衛生 問42) (訂正依頼・報告はこちら)

喉の渇きが生じた場合の体内における水分欠乏率として、最も適当なものは次のうちどれか。
  • 1%程度
  • 4%程度
  • 6%程度
  • 8%程度
  • 10%以上

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この過去問の解説 (2件)

01

人間の水分は体から出る分と、体外から摂取する分で

体内の水分量が一定になるようになっていますが

水分が減少するとのどの渇きや体調不良といった形で

脱水症状がみられます。

選択肢1. 1%程度

正解です。

体重あたりの水分欠乏率が1%程度の時は

のどの渇きが生じます。

選択肢2. 4%程度

不正解です。

体重あたりの水分欠乏率が4%程度の時は

皮膚の紅潮、疲労、吐き気などの

脱水症状が生じます。

選択肢3. 6%程度

不正解です。

体重あたりの水分欠乏率が6%程度の時は

手足の震え、脈拍や心拍数の増加などの

脱水症状が生じます。

選択肢4. 8%程度

不正解です。

体重あたりの水分欠乏率が8%程度の時は

呼吸困難、チアノーゼ、めまいなどの

脱水症状が生じます。

選択肢5. 10%以上

不正解です。

体重あたりの水分欠乏率が10%程度の時は

失神、筋けいれん、平衡機能失調、腎不全などの

脱水症状が生じます。

まとめ

体重あたりの水分欠乏率が20%以上になると死亡します。

逆に水分過剰だと浮腫(むくみ)が見られます。

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02

正解は 「1%程度」です。

 

この問題は、人体の水分調節機能と脱水症状の初期兆候に関するものです。

体内水分は体重の約50~60%を占め、体液の恒常性維持に不可欠です。

水分が不足すると、浸透圧の変化を感知した視床下部が、

口渇中枢を刺激し、喉の渇きが生じます。

この反応は体重の約1%の水分欠乏で起こり、

早期に水分補給を促す重要な生理的警告です。

選択肢1. 1%程度

正しいです。喉の渇きは体重の約1%の水分欠乏で発現します。

例えば体重70kgなら約0.7kg(700ml)の水分不足で口渇中枢が刺激されます。

この段階で水分補給を行えば、脱水症状の進行を防げます。

体液の浸透圧変化に対する生理的反応であり、

体温調節や血液循環を維持するためのメカニズムです。

選択肢2. 4%程度

誤りです。水分欠乏が体重の約4%に達すると、

疲労感や集中力低下、軽度の血圧低下などが現れます。

この段階は、既に中等度の脱水です。

選択肢3. 6%程度

誤りです。6%の水分欠乏では、循環障害や体温調節不全が顕著になり、

熱中症やショックの危険があります。

選択肢4. 8%程度

誤りです。8%の水分欠乏は重度脱水であり、意識障害や臓器機能不全が起こります。

生命の危険が高まる段階です。

選択肢5. 10%以上

誤りです。10%以上の水分欠乏は致死的であり、

ショックや多臓器不全を引き起こします。

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