建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問44 (建築物の環境衛生 問44)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問44(建築物の環境衛生 問44) (訂正依頼・報告はこちら)
- マイコプラズマ肺炎
- デング熱
- 発疹チフス
- レプトスピラ症
- ジカウイルス感染症
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この過去問の解説 (2件)
01
感染症のヒトーヒト感染の経路は様々なパターンがあります。
いくつか例を出すと、感染者の咳やくしゃみで感染する飛沫感染、
感染者が触れたものに触れ、その手で口や鼻、目を触ることで感染する接触感染などがあります。
正解です。
マイコプラズマ肺炎は飛沫感染と接触感染で
ヒトーヒト感染します。
不正解です。
デング熱はデングウイルスを持つ蚊に
刺されることで感染します。
よってヒトーヒト感染ではありません。
不正解です。
発疹チフスはシラミ(特にコロモジラミ)を
介して感染します。
よってヒトーヒト感染ではありません。
不正解です。
レプトスピラ症はヒトーヒト感染するケースも
ありますが非常にまれです。
主な感染経路はレプトスピラ菌を保有する動物(特にネズミなど)の
尿で汚染された水や土壌を介して経皮感染や経口感染します。
不正解です。
ジカウイルス感染症はヒトーヒト感染するケースもありますが
主な感染経路は蚊(特にネッタイシマカやヒトスジシマカ)を
介して感染します。
レプトスピラ症、ジカウイルス感染症も
ヒトーヒト感染するパターンもありますが
主な感染経路ではないので気を付けましょう。
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02
正解は、「マイコプラズマ肺炎」 です。
この問題は、感染症の主な感染経路に関するものです。
感染症には、ヒトーヒト感染、媒介動物による感染、環境由来感染などがあります。
ヒトーヒト感染は飛沫、接触、空気感染などを介して直接広がるため、
集団生活や密閉空間での感染拡大リスクが高いです。
マイコプラズマ肺炎は典型的なヒトーヒト感染症であり、
学校や職場での集団発生が問題となります。
一方、デング熱やジカウイルス感染症は蚊媒介、発疹チフスはシラミ媒介、レプトスピラ症は、
動物尿による環境感染が主です。
正しいです。マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ・ニューモニエによる呼吸器感染症で、
飛沫感染を主体とするヒトーヒト感染で広がります。
特に学校や職場など集団生活の場で流行しやすく、
潜伏期間は1~3週間と比較的長いです。
症状は発熱、咳、倦怠感などで、長引く咳が特徴的です。
誤りです。デング熱はデングウイルスによる感染症で、蚊を媒介として感染します。
ヒトーヒト感染は基本的に起こらず、蚊がウイルスを媒介することで流行します。
症状は発熱、頭痛、筋肉痛、発疹などで、
重症化するとデング出血熱を起こすことがあります。
誤りです。発疹チフスはリケッチア・プロワゼキイによる感染症で、
シラミを媒介として感染します。
ヒトーヒト感染は媒介昆虫を介してのみ起こり、直接感染はありません。
症状は高熱、発疹、頭痛などで、戦時や災害時に流行することがあります。
誤りです。レプトスピラ症はレプトスピラ属細菌による感染症で、
主にネズミなどの動物の尿で汚染された水や土壌を介して感染します。
ヒトーヒト感染はほとんどありません。
症状は発熱、筋肉痛、黄疸などで、重症化すると腎障害や肺出血を起こします。
誤りです。ジカウイルス感染症は蚊(主にネッタイシマカ)を媒介として感染します。
ヒトーヒト感染は基本的に起こらず、媒介昆虫による感染が主体です。
妊婦が感染すると胎児に小頭症などの先天異常を引き起こすことがあります。
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