建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問60 (空気環境の調整 問60)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問60(空気環境の調整 問60) (訂正依頼・報告はこちら)
- ファンコイルユニットを単一ダクト方式と併用することで、個別制御性を高めたシステムである。
- ファンコイルユニットは、熱負荷が過大となるペリメータゾーンに配置されることが多い。
- 単一ダクト方式に比べ、空調機及び主ダクトの小容量化・小型化が可能である。
- ペリメータゾーンとインテリアゾーンにおける熱負荷特性の差異に対応可能である。
- 新鮮外気量の確保は、ファンコイルユニットで対応する。
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この過去問の解説 (2件)
01
ファンコイルユニット方式とは
熱変動の大きい外周部(ペリメータゾーン)に
ファンコイルユニットを配置して
室内温度を制御する空調方式です。
不正解です。
ダクト併用ファンコイルユニット方式は
個別制御性を高めたシステムです。
不正解です。
説明文の通り、ファンコイルユニットは、
熱負荷が過大となるペリメータゾーンに
配置されることが多いです。
不正解です。
ダクト併用ファンコイルユニット方式は
単一ダクト方式に比べ、空調機及び主ダクトの
小容量化・小型化が可能です。
不正解です。
説明文の通り、ペリメータゾーンと
インテリアゾーンにおける熱負荷特性の
差異に対応可能です。
正解です。
ファンコイルユニットは外気処理機能がないので
外気用空調機で新鮮な外気を確保します。
他の空調方式としては1系統のダクトで室内の空調を行う
単一ダクト方式やパッケージがた空気調和気を
各所に配置する個別空調方式などがあります。
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02
正解は、「新鮮外気量の確保は、ファンコイルユニットで対応する。」です。
この問題は、ダクト併用ファンコイルユニット方式の特徴と役割に関するものです。
ファンコイルユニットは、主に室内の熱負荷に応じて冷暖房を行う装置であり、
個別制御性に優れているため、ペリメータゾーンなど外気の影響を受けやすい領域に配置されます。
単一ダクト方式と併用することで、インテリアゾーンとの熱負荷差に柔軟に対応でき、
空調機や主ダクトの小型化も可能となります。
しかし、ファンコイルユニットは基本的に室内空気を循環させる装置であり、
新鮮外気の導入機能は持ちません。
外気の供給は、別途設置された外気処理ユニットや単一ダクト方式の空調機によって行われます。
正しいです。ダクト併用ファンコイルユニット方式は、単一ダクト方式の中央制御に加え、
ファンコイルユニットによる個別制御を可能にしたシステムです。
ペリメータゾーンやインテリアゾーンなど、
異なる熱負荷条件に柔軟に対応できます。
個別制御性が高いため、居住者の快適性向上や省エネルギーに寄与します。
正しいです。ペリメータゾーンは外壁に面しており、外気温の影響を受けやすいため、
熱負荷が大きくなります。
ファンコイルユニットは、このゾーンに設置されることで、
外気条件に応じた迅速な温度調整が可能になります。
中央空調だけでは対応しきれない局所的な負荷変動を補うことができます。
正しいです。ダクト併用ファンコイルユニット方式では、
中央空調機は主に外気処理と基本的な空調を担当し、
室内の詳細な負荷調整はファンコイルユニットが行います。
そのため、中央空調機や主ダクトの容量を小さくできます。
正しいです。ペリメータゾーンは外気の影響を受けやすく、
インテリアゾーンは照明や人員密度による内部発熱が主な負荷要因です。
ダクト併用ファンコイルユニット方式では、中央空調で全体を調整しつつ、
ファンコイルユニットで局所的な負荷変動に対応できます。
不適当です。ファンコイルユニットは室内の熱負荷調整を目的とした装置であり、
外気導入機能は基本的に備えていません。
新鮮外気の供給は、中央空調機(AHU)で行うのが一般的です。
外気処理には加熱・冷却・除湿・加湿などの機能が必要であり、
ファンコイルユニットでは対応できません。
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