建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問142 (清掃 問142)
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問142(清掃 問142) (訂正依頼・報告はこちら)
- 予定された作業 ―――― 作業予定表の作成
- 従事者に対する作業の指示・指導 ―――― 管理仕様書の作成
- 資機材の準備 ―――― 作業手順書/作業ごとの使用資機材一覧表の作成
- 作業の実施 ―――― 指示・指導
- 作業終了(手直し) ―――― 点検確認(手直し指示・指導)
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「従事者に対する作業の指示・指導 ―――― 管理仕様書の作成」が不適当な設問となります。
設問の通り、予定された作業は作業予定表の作成をもって実施します。
管理仕様書の作業基準表から作業計画を立案し、それに基づき作業予定表を作成します。
管理仕様書は清掃の目的、内容(範囲、概要、時間帯等)、資機材、責任者、業務計画等を記載したものです。
従事者に対する作業の指示・指導は管理仕様書ではなく、作業手順書の作成をもって行います。
よって設問は不適当となります。
設問の通り、作業手順書/作業ごとの使用資機材一覧表を作成します。
設問の通り、作業実施時の指示・指導は現場責任者業務となります。
設問の通り、作業終了時の点検確認(手直し指示・指導)は現場責任者業務となります。
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02
この問題は、清掃作業を計画どおり安全かつ確実に進めるために、現場責任者が各段階で行う業務を理解しているかを問うものです。現場責任者は、予定表や作業手順書を用いて従事者へ具体的な指示を出し、必要な資機材を準備させます。作業中は進行状況を確認し、終了後は仕上がりを点検して、必要に応じて手直しを指示します。一方、管理仕様書は個々の作業をその場で指示するために作成する文書ではありません。
適切です。予定されている清掃作業を確実に実施するためには、作業場所、作業内容、実施日時、担当者などを整理した作業予定表が必要です。現場責任者は、年間作業計画や月間作業計画、建物の使用状況などを確認し、現場で実行できる具体的な予定に落とし込みます。作業予定表を作成することで、作業の重複や実施漏れを防ぎ、必要な人員や資機材を事前に確保できるため、この組合せは妥当です。
不適切です。管理仕様書は、清掃対象となる範囲、作業内容、実施頻度、品質水準、管理体制など、清掃業務全体の基本的な条件を定める文書です。通常は契約内容や建物所有者側の要求事項などに基づいて、業務開始前の計画段階で整備されます。現場責任者が従事者へ作業を指示・指導するときは、管理仕様書そのものを作成するのではなく、既に定められた仕様や作業手順書に基づいて、作業方法や注意事項を具体的に伝えます。
適切です。清掃作業で使用する機械、器具、洗剤などは、作業場所の床材、汚れの種類、作業方法に応じて適切に選定しなければなりません。現場責任者は、作業手順書と使用資機材一覧表を作成し、どの工程で何を使用するのかを明確にします。これにより、必要な資機材の準備漏れ、床材に適さない洗剤の使用、機械の誤った操作などを防止できます。安全で効率的な作業を行うために必要な業務であり、組合せは妥当です。
適切です。実際の清掃作業が始まった後も、現場責任者は従事者に作業を任せきりにするのではなく、作業手順、進行状況、安全管理、仕上がりの状態などを確認します。誤った作業方法や危険な行動が認められた場合には、その場で正しい方法を指示し、必要な指導を行います。また、建物の利用状況や突発的な汚れに応じて作業の順番を調整することもあります。作業を適正に実施させるための重要な現場責任者業務です。
適切です。清掃作業の終了後は、作業を行ったという事実だけで完了とせず、要求された品質に達しているかを点検する必要があります。現場責任者は、汚れやごみの残留、拭きむら、床面の状態、備品の復元、作業区域の安全などを確認します。不備が認められた場合には、該当箇所の手直しを指示し、正しい処理方法を指導します。点検と手直しを通して清掃品質を確保する流れであるため、この組合せは妥当です。
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03
最も不適当なものは、「従事者に対する作業の指示・指導 ―――― 管理仕様書の作成」です。
この問題は、清掃作業の流れごとに、現場責任者がその場面で何をするかを整理して考えると分かりやすいです。
管理仕様書は、業務の内容や作業内容などを前もって整理するための文書です。一方、従事者に対する作業の指示・指導は、実際の作業を進める場面で行うものです。つまり、「指示・指導」の場面に「管理仕様書の作成」を当てるのは合っていません。
これは適切です。
予定された作業を進めるには、いつ、どこで、どんな作業を行うかをあらかじめ整理しておく必要があります。
実際に、月間の定期清掃作業予定表や年間の予定・実施表の例が示されており、予定された作業と作業予定表の作成は結びつきやすい組合せです。
管理仕様書は、業務に必要な事項や作業内容を前もって整理し、全体の基準を決めるための文書です。
そのため、現場で従事者に対してその都度行う作業の指示・指導そのものとは役割が違います。
この場面で大切なのは、作業予定や作業手順をもとに、実際の作業内容をその場で伝えて動かすことです。したがって、この組合せは不適当です。
これは適切です。
資機材の準備をきちんと行うには、どの作業で、どの道具や機械を使うかが分かっていなければなりません。
実際の作業手順書の例でも、使用資機材名や作業準備がまとめられています。
そのため、資機材の準備と、作業手順書や使用資機材一覧表の作成は自然につながります。
これは適切です。
作業を実際に進める場面では、現場責任者が従事者に対して指示・指導を行うことが大切です。
過去の出題でも、「作業の実施=指示・指導」という組合せが適切なものとして扱われています。
そのため、この組合せは自然です。
これは適切です。
作業が終わったら、そのままで終わりではなく、仕上がりを点検して確認することが必要です。
そして、不十分なところがあれば、手直しの指示を出して直します。
実際に、作業後の点検評価記録や報告の考え方が示されており、作業終了後に点検確認を行う流れは自然です。
この問題では、文書を作る仕事と、現場で人を動かす仕事を分けて考えることが大切です。
特に押さえたいのは、管理仕様書は前もって業務内容や基準を決めるための文書であって、従事者へのその場の指示・指導そのものではないという点です。
一方で、予定された作業には作業予定表、資機材の準備には作業手順書や使用資機材一覧表、作業の実施には指示・指導、作業終了後には点検確認と考えると整理しやすいです。
似た問題では、「計画のための文書か」「現場での行動か」を見分けると選びやすくなります。
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