建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問170 (ねずみ、昆虫等の防除 問170)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問170(ねずみ、昆虫等の防除 問170) (訂正依頼・報告はこちら)

ダニに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • マダニ類は、第1脚の先端部分に温度や炭酸ガスを感知する器官がある。
  • マダニ類は、幼虫、若虫、成虫の全ての発育段階で吸血する。
  • タカラダニ類は、他のダニやチャタテムシ等を捕食する。
  • ヒゼンダニは、ヒトの皮下に内部寄生する。
  • イエダニは、家住性のネズミ類に寄生する。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「タカラダニ類は、他のダニやチャタテムシ等を捕食する。」が不適当な設問となります。

選択肢1. マダニ類は、第1脚の先端部分に温度や炭酸ガスを感知する器官がある。

設問の通り、マダニ類は、第1脚の先端部分に温度や炭酸ガスを感知する器官があります。

選択肢2. マダニ類は、幼虫、若虫、成虫の全ての発育段階で吸血する。

設問の通り、マダニ類は、幼虫、若虫、成虫の全ての発育段階で吸血します。

選択肢3. タカラダニ類は、他のダニやチャタテムシ等を捕食する。

他のダニやチャタテムシ等を捕食するのは、ツメダニです。

タカラダニは春に鉢植え等に発生します。

よって設問は不適当となります。

選択肢4. ヒゼンダニは、ヒトの皮下に内部寄生する。

設問の通り、ヒゼンダニは、ヒトの皮下に内部寄生します。

選択肢5. イエダニは、家住性のネズミ類に寄生する。

設問の通り、イエダニは、家住性のネズミ類に寄生します。

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02

捕食性→タカラダニ類ではなく「ツメダニ類」です。

選択肢1. マダニ類は、第1脚の先端部分に温度や炭酸ガスを感知する器官がある。

正しい。

これは「ハラー器官」と呼ばれる感覚器官で、宿主を探すために重要なものです。

選択肢2. マダニ類は、幼虫、若虫、成虫の全ての発育段階で吸血する。

正しい。

マダニは全ての発育段階で宿主から吸血しないと次の発育段階に進めません。

選択肢3. タカラダニ類は、他のダニやチャタテムシ等を捕食する。

間違い。

タカラダニは捕食性ではありません。捕食性なのは「ツメダニ類」です。

選択肢4. ヒゼンダニは、ヒトの皮下に内部寄生する。

正しい。

ヒゼンダニは疥癬の原因となり、皮膚の角質層にトンネルを掘って寄生します。

選択肢5. イエダニは、家住性のネズミ類に寄生する。

正しい。

イエダニはドブネズミやクマネズミに寄生します。

まとめ

ダニ問題は「生態・寄生対象・人への影響」を整理して覚えると良いでしょう。

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