建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問9 (建築物衛生行政概論 問9)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問9(建築物衛生行政概論 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物環境衛生管理基準に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 防除を行う動物は、ねずみ、昆虫その他の人の健康を損なう事態を生じさせるおそれのある動物である。
  • 掃除は、日常行うもののほか、大掃除を、6月以内ごとに1回、定期に、統一的に行う。
  • 特定建築物維持管理権原者は、排水に関する設備の掃除を、1年以内ごとに1回、定期に行わなければならない。
  • 特定建築物維持管理権原者は、厚生労働大臣が別に定める技術上の基準に従い、排水に関する設備の補修、掃除その他当該設備の維持管理に努めなければならない。
  • 冷却塔、冷却水の水管及び加湿装置の清掃を、それぞれ1年以内ごとに1回、定期に行う。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

正解は、「特定建築物維持管理権原者は、排水に関する設備の掃除を、

1年以内ごとに1回、定期に行わなければならない。です。

この問題は、建築物環境衛生管理基準に基づく清掃、排水管理、防除などの,

衛生措置に関するに関するものです。

建築物衛生法では、特定建築物の維持管理権原者に対し、

ねずみ・昆虫などの有害動物の防除、排水設備の清掃・補修、

冷却塔や加湿装置の定期清掃など、具体的な管理基準が定められています。

建築物の衛生的環境を維持し、利用者の健康を守るための基本的な管理項目です。

選択肢1. 防除を行う動物は、ねずみ、昆虫その他の人の健康を損なう事態を生じさせるおそれのある動物である。

正しいです。建築物環境衛生管理基準では、

ねずみ・昆虫・その他の衛生害獣(例:ハト、ゴキブリなど)を対象に、

防除を行うことが定められています。

人の健康を損なう可能性があるため、定期的な点検と防除措置が必要です。

選択肢2. 掃除は、日常行うもののほか、大掃除を、6月以内ごとに1回、定期に、統一的に行う。

正しいです。建築物衛生法では、日常清掃に加えて、

6カ月以内ごとに1回の大掃除(定期清掃)を統一的に行うことが求められています。

建築物の衛生状態を維持するためです。

選択肢3. 特定建築物維持管理権原者は、排水に関する設備の掃除を、1年以内ごとに1回、定期に行わなければならない。

誤りです。排水設備(排水管、通気管、トラップ、排水槽など)の掃除は、

6カ月以内ごとに1回の定期清掃が建築物環境衛生管理基準で定められています。

1年以内では頻度が不足してますので、基準違反です。

選択肢4. 特定建築物維持管理権原者は、厚生労働大臣が別に定める技術上の基準に従い、排水に関する設備の補修、掃除その他当該設備の維持管理に努めなければならない。

正しいです。建築物衛生法では、維持管理権原者が厚生労働大臣の定める技術基準に従って、

排水設備の補修・掃除・点検を行うことが義務付けられています。

衛生的な環境を維持するためです。

選択肢5. 冷却塔、冷却水の水管及び加湿装置の清掃を、それぞれ1年以内ごとに1回、定期に行う。

正しいです。建築物環境衛生管理基準では、

冷却塔・冷却水管・加湿装置の清掃は1年以内ごとに1回以上の、

定期清掃が求められています。

レジオネラ属菌の繁殖防止や水質管理のためです。

参考になった数0