建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問10 (建築物衛生行政概論 問10)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問10(建築物衛生行政概論 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物環境衛生管理技術者の職務として、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 環境衛生上必要な事項が記載された帳簿書類の備付け
  • 建築物環境衛生管理基準を基にした管理業務計画の立案
  • 管理業務計画に基づく具体的な管理業務の指揮監督
  • 空気環境測定結果や水質検査結果などの評価
  • 環境衛生上の維持管理に必要な各種調査の実施

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この過去問の解説 (1件)

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正解は、「環境衛生上必要な事項が記載された帳簿書類の備付け」です。 

この問題は、建築物環境衛生管理技術者の職務に関するものです。

建築物環境衛生管理技術者は、特定建築物の衛生的環境を維持するために、

環境衛生上の管理業務を全般的に監督する役割を担っています。

管理業務計画の立案、計画に基づく業務の指揮監督、空気環境や水質などの測定結果の評価、

帳簿書類の整備などがあります。

技術者には法令遵守と専門的知識に基づいた判断力が求められます。

選択肢1. 環境衛生上必要な事項が記載された帳簿書類の備付け

不適当です。帳簿書類の備付け(空気環境測定結果、水質検査記録など)は、

建築物の維持管理権原者の義務であり、建築物環境衛生管理技術者の職務ではありません。

技術者は記録の作成や評価には関与しますが、備付けそのものは法的責任を持つ管理者が行います。

選択肢2. 建築物環境衛生管理基準を基にした管理業務計画の立案

正しいです。技術者は、建築物環境衛生管理基準に基づいて、

空気環境・水質・清掃・防除などの管理業務計画を立案する責任があります。

衛生的環境の維持に向けた、技術的判断と計画策定を担う職務です。

選択肢3. 管理業務計画に基づく具体的な管理業務の指揮監督

正しいです。技術者は、立案した管理業務計画に基づいて、

実際の業務の実施状況を監督・指導する役割を担います。

現場での衛生管理の質を確保するために、技術的な指揮監督を行います。

選択肢4. 空気環境測定結果や水質検査結果などの評価

正しいです。技術者は、測定結果や検査結果を建築物環境衛生管理基準と照らして評価し、

改善提案や是正措置を行う責任があります。

衛生的環境の維持と法令遵守が確保のためです。

選択肢5. 環境衛生上の維持管理に必要な各種調査の実施

正しいです。技術者は、必要に応じて空気環境・水質・害虫発生状況などの調査を実施し、

衛生管理の改善に役立てます。

調査結果は管理計画の見直しや行政報告にも活用されます。

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