建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問12 (建築物衛生行政概論 問12)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問12(建築物衛生行政概論 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
- 建築物清掃業
- 建築物飲料水水質検査業
- 建築物飲料水貯水槽清掃業
- 建築物排水管清掃業
- 建築物ねずみ昆虫等防除業
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
正解は、「建築物清掃業」です。
この問題は、機械器具以外の設備を必要としない登録事業に関するものです。
建築物衛生法では、登録を受けるために業種ごとに定められた、
物的基準(機械器具や設備)と人的基準(資格者など)を満たす必要があります。
多くの業種では、専用の機械器具に加えて、それらを保管・使用するための、
設備(検査室、保管庫など)が求められますが、
「建築物清掃業」は例外的に、真空掃除機や床みがき機などの機械器具のみで登録が可能であり、
検査室や専用保管庫などの設備は不要とされています。
正しいです。建築物清掃業は、床や壁などの清掃を行う業務であり、
登録に必要な物的要件は真空掃除機や床みがき機などの機械器具のみです。
専用の保管庫や検査室などの設備は不要であり、
登録要件が比較的軽い業種です。
誤りです。建築物飲料水水質検査業は、水質検査を適切に行うための検査室(設備)が必要です。
加えて、pH計・分光光度計・滅菌器などの高度な分析計も求められます。
検査精度を確保するために、設備の整備は不可欠であり、
機械器具以外の設備が必要な登録事業です。
誤りです。貯水槽清掃業では、揚水ポンプ・高圧洗浄機などの機械器具と、
これらを保管する専用保管庫が必要です。
衛生管理の観点から、
保管庫の設置が登録要件に含まれています。
誤りです。排水管清掃業では、高圧洗浄機・内視鏡・管清掃機などの機械器具と、
これらを保管する専用保管庫が必要です。
排水設備の衛生管理には、器具の保管と整備が重要であり、
保管庫の設置が登録要件に含まれています。
誤りです。防除業では、噴霧機・トラップ・顕微鏡などの機械器具と、
これらを保管する専用保管庫が必要です。
薬剤や器具の安全な保管が求められるため、
保管庫の設置が登録要件に含まれています。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
02
最も適当なのは「建築物清掃業」です。
建築物清掃業は、登録の物的要件として清掃用の機械器具を備えることが求められますが、機械器具以外の専用設備(実験室・薬剤庫・専用作業場など)までは求められていません。他の選択肢は、機械器具に加えて機械器具以外の設備が要件として含まれます。
建築物衛生法の登録基準は、事業の種類ごとに「人員(有資格者)」「物的要件(機械器具や設備)」が定められています。水質検査や薬剤を扱う事業、貯水槽・排水管の清掃事業では、機械器具に加えて実験室・薬剤保管庫・洗浄設備・安全設備などの設備要件が置かれます。一方、建築物清掃業は主に清掃機械器具の整備が中心です。
適当です。必要なのは清掃用機械器具(自動床洗浄機、集じん機、カーペット洗浄機等)で、登録基準上、機械器具以外の専用設備の設置までは求められていません。
不適当です(この設問の条件には当てはまりません)。試験室(実験室)や試薬・検体の保管設備、滅菌・安全設備など、機械器具以外の設備が必須です。
不適当です。消毒薬剤の保管設備、器材の洗浄・乾燥スペース、衛生管理用の保管設備など、機械器具以外の設備が必要です。
不適当です。高圧洗浄や吸引に伴う汚水・汚泥の取扱いがあるため、薬剤・汚泥の一時保管や洗浄・安全対策のための設備など、機械器具以外の設備が求められます。
不適当です。薬剤の施錠保管庫、薬剤調整・計量のための作業スペース、換気や安全対策設備など、機械器具以外の設備が必要です。
登録事業の物的要件は、
建築物清掃業:機械器具の整備が中心(設備要件は特段なし)
水質検査・貯水槽清掃・排水管清掃・ねずみ昆虫等防除:機械器具に加え、保管・作業・安全のための設備が必要
という整理で覚えると判断しやすいです。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問11)へ
第54回(令和6年度(2024年)) 問題一覧
次の問題(問13)へ