建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問24 (建築物の環境衛生 問4)
問題文
生体は、体内における産熱と放熱が平衡を保ち、一定の体温を維持している。産熱機能は、( ア )などによって制御されている。放熱機能は、発汗、( イ )等によって調節されている。
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問24(建築物の環境衛生 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
生体は、体内における産熱と放熱が平衡を保ち、一定の体温を維持している。産熱機能は、( ア )などによって制御されている。放熱機能は、発汗、( イ )等によって調節されている。
- ア:筋弛緩 イ:血液循環
- ア:基礎代謝の増進 イ:尿產生
- ア:筋弛緩 イ:交感神経の興奮
- ア:基礎代謝の増進 イ:血液循環
- ア:ふるえ イ:尿產生
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この過去問の解説 (1件)
01
正解は、「ア:基礎代謝の増進 イ:血液循環」です。
この問題は、生体の体温調節機能に関するものです。
人間の体温は、産熱と放熱のバランスによって一定に保たれており、
これを恒常性(ホメオスタシス)と言います。
産熱は主に基礎代謝の増進や筋活動(特にふるえ)によって制御され、
寒冷環境下では筋肉の収縮による熱産生が重要な役割を果たします。
また、放熱は発汗や皮膚血管の拡張による血液循環の調節によって行われ、
暑熱環境下では体表面からの熱放散が促進されます。
これらの機能は自律神経系によって調整され、特に視床下部が中枢として働いています。
誤りです。筋弛緩は、筋肉の緊張を緩める生理反応であり、
産熱機能とは逆の作用を持ちます。
体温を上げるためには筋収縮(ふるえなど)が必要であり、
筋弛緩はむしろ放熱に寄与する可能性があります。
誤りです。尿産生は腎機能に関する生理反応であり、
放熱機能とは直接関係しません。
誤りです。筋弛緩は産熱に寄与しません。交感神経の興奮は、血管収縮や発汗促進などを通じて、
放熱に関与することがありますが、直接的ではありません。
正しいです。基礎代謝の増進は産熱を促し、
血液循環(特に皮膚血管の拡張)は放熱を助けます。
発汗と併せて放熱機能を担います。
誤りです。尿産生は、主に腎臓による体内の水分・電解質・老廃物の排出を、
担う生理機能であり、放熱機能とは直接関係しません。
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