建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問26 (建築物の環境衛生 問6)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問26(建築物の環境衛生 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

熱中症に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 熱けいれんは、高ナトリウム血症による筋肉のけいれんである。
  • 熱射病は、体温上昇による中枢神経系機能の異常である。
  • 熱失神(熱虚脱)は、皮膚血管の拡張に伴う血圧低下による一過性の意識消失である。
  • 皮膚疾患や重度の日焼けのときには発汗作用は低下するので、注意が必要である。
  • 熱射病の治療においては、冷やしすぎに注意する必要がある。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「熱けいれんは、高ナトリウム血症による筋肉のけいれんである。」です。

この問題は、熱中症に関するものです。

熱中症は、高温環境下で体温調節機能が破綻することで生じる健康障害であり、

主に「熱けいれん」「熱疲労」「熱失神」「熱射病」などに分類されます。

ナトリウム量に関しては、水分不足と水分のみ摂取の混同に注意しましょう。

暑熱環境下での健康リスクを理解し、適切な予防・対応策を行う知識が必要です。

選択肢1. 熱けいれんは、高ナトリウム血症による筋肉のけいれんである。

不適当です。熱けいれんは、大量の汗をかいた後に水分だけを補給し、

ナトリウムが不足することで起こる「低ナトリウム血症」が原因です。

筋肉のけいれんを引き起こします。

選択肢2. 熱射病は、体温上昇による中枢神経系機能の異常である。

正しいです。熱射病は、体温調節機能が破綻し、

深部体温が40℃以上に上昇して中枢神経系に異常をきたす重篤な状態です。

意識障害、けいれん、昏睡などが見られ、

迅速な冷却と医療介入が必要です。

選択肢3. 熱失神(熱虚脱)は、皮膚血管の拡張に伴う血圧低下による一過性の意識消失である。

正しいです。熱失神は、暑熱環境下で皮膚血管が拡張し、

血圧が低下することで脳への血流が一時的に不足し、意識を失う状態です。

立ちくらみやめまいを伴うことが多く、横になって足を高くすることで回復します。

選択肢4. 皮膚疾患や重度の日焼けのときには発汗作用は低下するので、注意が必要である。

正しいです。発汗は体温調節の重要な手段ですが、

皮膚が損傷していると発汗機能が低下し、熱放散が妨げられるため、

熱中症のリスクが高まります。

特に重度の日焼けや皮膚疾患では注意が必要です。

選択肢5. 熱射病の治療においては、冷やしすぎに注意する必要がある。

正しいです。熱射病の治療では、迅速な冷却が最優先ですが、

冷やしすぎによる低体温や循環障害を防ぐため、

体温の記録と適切な冷却停止の判断が重要です。

 

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02

最も不適当なものは「熱けいれんは、
高ナトリウム血症による筋肉のけいれんである」です。

選択肢1. 熱けいれんは、高ナトリウム血症による筋肉のけいれんである。

誤りです。
熱けいれんは血液の塩分濃度が低下することで起こります。
発汗など塩分が失われた状態で水分のみを摂取すると塩分濃度が低下し、
低ナトリウム血症となり熱けいれんを引き起こします。

選択肢2. 熱射病は、体温上昇による中枢神経系機能の異常である。

正しいです。
熱射病は体温上昇による体温調節中枢の障害です。

選択肢3. 熱失神(熱虚脱)は、皮膚血管の拡張に伴う血圧低下による一過性の意識消失である。

正しいです。
熱失神は皮膚血管が拡張し血圧低下することで脳への血流が減少して起こります。

選択肢4. 皮膚疾患や重度の日焼けのときには発汗作用は低下するので、注意が必要である。

正しいです。
皮膚疾患や重度の日焼けなど皮膚のダメージがあると発汗機能が低下し、
放熱がうまくできなくなるため注意が必要です。

選択肢5. 熱射病の治療においては、冷やしすぎに注意する必要がある。

正しいです。
冷やしすぎると血流低下や低体温症の可能性があるため、
適切な冷却が必要です。

まとめ

熱中症の原理と予防策、対処法を覚えておきましょう。

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