建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問102 (建築物の構造概論 問12)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問102(建築物の構造概論 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

防災・防犯に関する語句の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 無線 ICタグ ――― 入退室認証装置
  • ストリートキャニオン ――― ビル風の発生
  • サンクンガーデン ――― 水害対策
  • パッシブセンサ ――― 防犯対策
  • ライフライン ――― 生活を維持するための諸施設

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この過去問の解説 (3件)

01

防災・防犯に関する語句の組み合わせの問題です。

名前を聞いて、こういうモノだなと思えるようにしていきましょう。

選択肢1. 無線 ICタグ ――― 入退室認証装置

誤:無線ICタグは入退室認証装置です。

電波を用いた非接触型の認証システムです。

選択肢2. ストリートキャニオン ――― ビル風の発生

誤:ストリートキャニオンは、ビル風の発生を表します。

ビルの合間に大気が流れ込むときに空間が狭くなるために風のようになる現象です。

選択肢3. サンクンガーデン ――― 水害対策

正:サンクンガーデンとは、公園等に設けられる周囲よりも一段低くなっている場所のことです。

選択肢4. パッシブセンサ ――― 防犯対策

誤:パッシブセンサとは、防犯対策に用いられます。

人体が発する赤外線を受信して侵入を感知します。

選択肢5. ライフライン ――― 生活を維持するための諸施設

誤:ライフラインとは、生活維持のための諸施設を言います。

 

まとめ

普段から聞き入れる言葉もあるのでこの機会にしっかりと言葉の意味を整理しておきましょう。

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02

正解は、「サンクンガーデン ― 水害対策」です。

 

この問題は、防災・防犯に関する語句の組合せに関するものです。

無線ICタグは入退室管理や物流管理に活用され、認証装置として正しい組合せです。

ストリートキャニオンは高層建築が並ぶ都市空間で風が集中し、ビル風を発生させる要因です。

パッシブセンサは赤外線や超音波などを用いて人の動きを検知し、防犯対策に用いられます。

ライフラインは電気・水道・ガス・通信など生活維持に不可欠な施設を指します。

一方、サンクンガーデンは建物の地下部分を掘り下げて設ける中庭であり、

採光や通風、景観形成を目的とするものです。

選択肢1. 無線 ICタグ ――― 入退室認証装置

正しいです。無線ICタグ(RFID)は、非接触で情報を読み取る技術であり、

入退室管理システムに応用されています。

社員証やセキュリティカードにICタグを組み込み、

ドアのリーダーで認証することで入退室を制御します。

これにより不正侵入を防ぎ、セキュリティを強化できます。

選択肢2. ストリートキャニオン ――― ビル風の発生

正しいです。 ストリートキャニオンとは、高層建築が道路両側に並び、

峡谷のような空間を形成する都市環境を指します。

この形状は風の流れを集中させ、ビル風を発生させやすくします。

強風による歩行者の転倒や飛散物の危険があります。

選択肢3. サンクンガーデン ――― 水害対策

不適当です。サンクンガーデンは、建物の地下部分を掘り下げて設ける中庭で、

採光・通風・景観形成を目的とする設計要素です。

地下空間に自然光や風を取り入れることで、

快適性を高める効果があります。

選択肢4. パッシブセンサ ――― 防犯対策

正しいです。 パッシブセンサは赤外線や超音波を利用して人の動きや熱を検知する装置で、

防犯システムに広く用いられます。

人が侵入するとセンサが反応し、警報を発する仕組みです。

選択肢5. ライフライン ――― 生活を維持するための諸施設

正しいです。ライフラインとは、生活や社会活動を維持するために不可欠なインフラを指します。

電気、ガス、水道、通信、交通などが含まれ、

災害時にはこれらの途絶が生活に大きな影響を与えます。

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03

防災・防犯に関する設備や用語には、建築物への入退室を管理する技術、都市部の風環境に関する現象、外部空間の設計手法、防犯用センサ、災害時の生活を支える社会基盤などがあります。それぞれの語句がどのような目的や特徴を持つものなのかを正確に理解することが重要です。特に、建築的な空間が防災上どのような影響を受けるのかに注意して判断します。

選択肢1. 無線 ICタグ ――― 入退室認証装置

適切です。無線ICタグは、ICチップとアンテナを内蔵し、電波を利用して情報を読み取る技術です。代表的なものにRFIDがあり、社員証や入館証などに組み込むことで、カードリーダーにかざした人が入室を許可された人物であるかを確認できます。認証結果と電気錠などを連動させれば、許可された人だけが扉を通過できる入退室管理システムを構築できます。入退室履歴を記録できるため、施設の防犯管理にも有効です。

選択肢2. ストリートキャニオン ――― ビル風の発生

適切です。ストリートキャニオンとは、高層建築物などが道路の両側に連続して建ち並び、道路空間が谷や峡谷のような形になった状態をいいます。このような都市空間では、建築物によって風の流れが遮られたり、狭い場所へ風が集中したりすることで、地上付近の風速や風向が大きく変化することがあります。高層建築物の周辺で生じる強い風など、いわゆるビル風に関連する都市の風環境を理解するうえで重要な概念です。

選択肢3. サンクンガーデン ――― 水害対策

不適切です。サンクンガーデンとは、周囲の地盤面より低い位置に設けられた庭園や広場などの外部空間をいいます。地下階に自然光や風を取り入れたり、地下空間に開放感を与えたりする目的などで設けられます。一方、周囲より低い位置にあるため、豪雨や洪水の際には雨水や浸水した水が流れ込みやすく、水害対策そのものを目的とした施設とはいえません。設置する場合には、排水設備や止水設備などによる十分な浸水対策が必要になります。

選択肢4. パッシブセンサ ――― 防犯対策

適切です。パッシブセンサは、センサ自身から電波などを積極的に発射するのではなく、周囲から受ける赤外線などの変化を検知する方式のセンサです。防犯設備では、人が発する赤外線と背景との温度差の変化を検知するパッシブ赤外線センサが広く利用されています。警戒区域への侵入者を検知すると、警報装置や監視システムへ信号を送ることができます。そのため、建築物への侵入を監視する防犯対策との組合せは適切です。

選択肢5. ライフライン ――― 生活を維持するための諸施設

適切です。ライフラインとは、人々の日常生活や都市活動を維持するために不可欠な社会基盤を指します。一般に、電気、ガス、上下水道、通信などの供給・処理施設やネットワークが該当します。これらが地震や水害などによって停止すると、飲料水の確保、照明、通信、調理、衛生環境などに大きな影響が生じます。このため、防災計画ではライフラインの耐震化や多重化、非常用電源・備蓄の確保など、機能を維持・早期復旧するための対策が重要になります。

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