建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問136 (給水及び排水の管理 問31)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問136(給水及び排水の管理 問31) (訂正依頼・報告はこちら)
- プラスチック製の衛生器具は、水やぬるま湯に浸した柔らかい布を絞って拭く。
- 小便器の排水状態は、6か月に1回、定期に点検する。
- ステンレスに付いた脂汚れは、薄めた中性洗剤を付けたスポンジなどで洗い、洗剤分を完全に洗い落とす。
- 大便器の洗浄タンク内の汚れ状態は、6か月に1回、定期に点検する。
- 洗面器のトラップの接合部の緩みの有無は、1年に1回、定期に点検する。
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この過去問の解説 (2件)
01
衛生器具設備の保守管理に関しての問題です。
最も身近にあるものでも意識していない部分だと思われるので、この機会にどのようになっているかを整理したいと思います。
正:プラスチック製の衛生器具は、水やぬるま湯に浸したやわらかい布を絞ってから拭きます。
正:小便器の排水状態は、6か月に1回定期点検を行います。
正:ステンレスに付いた油汚れは、中性洗剤を薄めてスポンジ等で洗い、完全に洗い流します。
正:大便器の洗浄タンク内の汚損状態は、6か月に1回定期点検を行います。
誤:洗面器のトラップの接合部の緩みの有無は、2か月に1回定期点検を行います。
普段何気なく使用しているものでも、このように定期点検を行っているために使用できています。
たまには、このようなことを意識してみると内容が頭の中に入ってくると思います。
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02
最も不適当なものは、洗面器のトラップの点検頻度に関する記述です。
衛生器具の定期点検は、原則として6か月に1回です。
適当(正しい記述)です。
FRPや樹脂などのプラスチック製衛生器具は、傷がつきやすい性質があります。
硬いブラシや研磨剤入り洗剤は避け、水やぬるま湯に浸した柔らかい布で拭き掃除を行います。
適当(正しい記述)です。
小便器は尿石が付着しやすく、詰まりの原因となります。
排水状態の点検は、建築物衛生法の基準に基づき6か月に1回、定期に行います。
適当(正しい記述)です。
ステンレス製品(シンクなど)の清掃方法です。
脂汚れは中性洗剤で洗い落としますが、洗剤分が残るとサビや変色の原因になるため、完全に水で洗い流し、最後に空拭きを行います。
適当(正しい記述)です。
大便器の洗浄タンク(ロータンク等)内は、ボールタップの故障や異物混入がないかを確認します。
この点検頻度も6か月に1回です。
これが不適当(誤り)な記述です。
洗面器のトラップなどの排水金物は、熱伸縮や振動によってナットが緩み、水漏れを起こすことがあります。
これら衛生器具の点検頻度は、法的に6か月に1回と定められています。
1年に1回では頻度が不足しています。
衛生器具設備の保守点検頻度は、基本的にすべて6か月に1回と覚えておけば、ほぼ全ての問題に対応できます。
・大便器、小便器の機能
・トラップの接合部
・タンク内の状態
これらは全て半年に1回のチェックが必要です。
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