建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問139 (給水及び排水の管理 問34)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問139(給水及び排水の管理 問34) (訂正依頼・報告はこちら)
- 防火設備定期検査制度により、建築基準法施行令と特定行政庁が定めた条件を満たす建築物の防火設備は、一級建築士、二級建築士または防火設備検査員が、1年に1回作動状況等を確認する。
- 消防用設備等に附置される動力消防ポンプは、1年に1回機器点検を行う。
- 防火管理者は日常の点検項目として、消防用設備の異常信号などについて確認し、異常が認められたら直ちに修理し、機能回復を図る。
- 特定防火対象物における法定定期点検の結果とその不備に関する是正措置の報告は、1年に1回行う。
- 機器点検のうち外観点検とは、消防用設備等の機器の適正な配置など、主として外観から判断できる事項を点検基準に従い確認することである。
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この過去問の解説 (2件)
01
防火設備及び消防用設備の保守管理に関する問題です。
普段はなかなか目にしませんが、どのような仕組みになっているいかを把握するいい機会だと思います。
正:防火設備定期検査制度のより、建築基準法施行令と特定行政庁が定めた条件を満たす建築物の防火設備は1年に1回作動状況を確認します。
確認は、1級建築士、二級建築士または防火設備検査員が行います。
誤:消防用設備等に附置される動力消防ポンプは、6か月に1回機器点検を行います。
例外的に消防設備士の資格がなくても点検できます。
正:防火管理者は日常点検の項目として、消防設備の異常信号等について確認し、異常があれば、直ちに修理、機能回復を図ります。
正:特定防火対象物における法定定期検査の結果とその不備に関する是正措置の報告は、1年に1回行います。
正:機器点検のうち外観点検は、消防用設備等の機器の適正な配置等を主として、外観から判断できる事項を点検基準に従って確認することをいいます。
消防設備というなかなか触れる機会がないものに関しての問題でした。
ビルを管理する上で必然的で資格を得てからも必要な項目なのでしっかりと覚えられるようにしましょう。
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02
最も不適当なものは、動力消防ポンプの点検頻度に関する記述です。
消防用設備等の機器点検は、原則として6か月に1回です。
適当(正しい記述)です。
建築基準法に基づく「防火設備定期検査」の記述です。
防火扉や防火シャッターなどの作動状況は、一級建築士や防火設備検査員などが1年に1回確認し、特定行政庁へ報告します。
これが不適当(誤り)な記述です。
消防用設備等(ポンプ、感知器、消火器など)の点検には2種類あります。
・機器点検:6か月に1回(外観や簡易な操作)
・総合点検:1年に1回(実際に放水したり作動させる)
動力消防ポンプの機器点検も6か月に1回行う必要があります。
適当(正しい記述)です。
防火管理者(または担当者)は、日常的に受信機の表示などを確認し、未警戒(スイッチ停止)や異常信号が出ていないかをチェックします。
異常があれば直ちに対応が必要です。
適当(正しい記述)です。
点検結果の消防署長への報告頻度です。
・特定防火対象物(デパート、ホテル、病院など):1年に1回
・非特定防火対象物(事務所ビル、倉庫など):3年に1回
適当(正しい記述)です。
機器点検の内容に関する定義です。
外観から変形や損傷がないか、配置が適正かなどを確認することを指します。
消防設備の点検報告制度は、期間のひっかけ問題が頻出です。
・機器点検:6か月
・総合点検:1年
・報告(特定):1年
・報告(非特定):3年
【プロの視点】
消防設備士の実務でも、このサイクルの暗記は基本中の基本です。
「点検は半年ごと、報告は用途による」と整理しておきましょう。
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