建築物環境衛生管理技術者（ビル管理士） 過去問
第54回（令和6年度（2024年））
問141 (清掃 問1)

正：清掃用機械及び器具は、清潔なものを用いて、汚染度を考慮して区域ごとに使い分けをして、適切に管理することが重要です。

誤：日常の清掃で手の届きにくいところは、6か月に１回定期的に汚れの状況を点検し、必要ならば除じん，洗浄を行います。

場所としては天井の照明器具や給排気口等です。

正：収集・運搬設備、貯留設備等の廃棄物処理設備は、６か月以内ごとに１回点検し、必要ならば補修、消毒等の措置を行います。

正：清掃用機械及び清掃器具並びに資材の保管庫は、６か月以内に１回点検し、必要ならば整備、取り換え等を行います。

正：建築部内で発生する廃棄物については、所有者等が分別が出来るように環境を整備し、利用者に分別を促します。

適当（正しい記述）です。

清掃用具（モップやタオルなど）は、トイレ用と事務室用で使い分けるなど、交差汚染を防ぐための**「ゾーニング（区域ごとの使い分け）」**が重要です。

これが不適当（誤り）な記述です。

建築物環境衛生維持管理要領において、天井、照明器具、給排気口などの「日常の清掃が及びにくい箇所」は、6か月以内ごとに1回、定期に汚れの状況を点検し、必要に応じて除じん・洗浄を行うこととされています。1年ではありません。

適当（正しい記述）です。

廃棄物処理設備（貯留槽など）の点検・整備頻度は、6か月以内ごとに1回です。

適当（正しい記述）です。

清掃資機材の保管庫の点検頻度も、6か月以内ごとに1回です。

適当（正しい記述）です。

ゴミの分別は、清掃員だけでなく、建物の利用者（テナント等）の協力が不可欠です。

所有者は分別しやすいゴミ箱を設置するなど、環境を整備する責務があります。