建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問143 (清掃 問3)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問143(清掃 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物清掃の作業計画に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
  • 廊下壁面のスポット洗浄は、一般に定期清掃として実施する。
  • エレベーターのカゴ内部の除じんは、一般に定期清掃として実施する。
  • 階段の手すり拭きは、一般に定期清掃として実施する。
  • トイレ・洗面所の換気口の除じんは、一般に日常清掃として実施する。
  • 洗面台の洗浄は、一般に定期清掃として実施する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

建築物清掃の作業計画に関しての問題です。

各所の清掃頻度を問う問題になります。

適当なものを選ぶものなので難易度が高くなっています。

選択肢1. 廊下壁面のスポット洗浄は、一般に定期清掃として実施する。

正:廊下壁面のスポット洗浄は、定期清掃として実施します。

選択肢2. エレベーターのカゴ内部の除じんは、一般に定期清掃として実施する。

誤:エレベータのかご内部の除じんは、日常清掃として行います。

壁面は定期清掃として行います。

選択肢3. 階段の手すり拭きは、一般に定期清掃として実施する。

誤:階段の手すり拭きは、日常清掃として行います。

安全上誰もが触れている箇所なので日常的に行います。

選択肢4. トイレ・洗面所の換気口の除じんは、一般に日常清掃として実施する。

誤:トイレ・洗面所の換気口の除じんは、定期清掃として行います。

手の届きにくい箇所なのでかえって効率が悪くなります。

選択肢5. 洗面台の洗浄は、一般に定期清掃として実施する。

誤:洗面台の洗浄は、日常清掃として実施します。

利用頻度が高い箇所は日常的に行います。

まとめ

各所の清掃頻度に関する問題です。

触れる頻度を考えると分かりやすいかもしれません。

参考になった数13

02

最も適当(正しい)なものは、廊下壁面のスポット洗浄に関する記述です。

この問題は消去法で解くのが確実です。

他の選択肢はすべて頻度が逆(日常なのに定期、定期なのに日常)になっています。

選択肢1. 廊下壁面のスポット洗浄は、一般に定期清掃として実施する。

適当(正しい記述)です。

廊下壁面の汚れ(靴跡や手垢など)を洗剤等で除去するスポット洗浄は、汚れが目立ってきたタイミングや、床の定期清掃と合わせて行うなど、一般に定期清掃のサイクルに組み込まれることが多い作業です。

(※軽い除じんは日常で行いますが、洗浄作業は定期扱いとなります)

選択肢2. エレベーターのカゴ内部の除じんは、一般に定期清掃として実施する。

不適当(誤り)です。

エレベーターのカゴ内部(壁面、操作盤、床)は、利用者が頻繁に触れ、汚れが目立つ場所です。

これらは毎日行う日常清掃の対象です。

選択肢3. 階段の手すり拭きは、一般に定期清掃として実施する。

不適当(誤り)です。

階段の手すりは、多くの人が触れる場所であり、衛生面からも手垢などの汚れを毎日除去する必要があります。

これも日常清掃として実施します。

選択肢4. トイレ・洗面所の換気口の除じんは、一般に日常清掃として実施する。

不適当(誤り)です。

トイレ・洗面所の換気口は高い位置にあり、日常的に手が届きにくい場所です。

毎日は行わず、定期清掃(1〜6か月に1回など)で除じんを行います。

選択肢5. 洗面台の洗浄は、一般に定期清掃として実施する。

不適当(誤り)です。

洗面台は水垢や石鹸カスで最も汚れやすい場所の一つです。

毎日行う日常清掃で洗浄し、清潔を保つ必要があります。

まとめ

日常清掃と定期清掃の区別は、汚れやすさ作業のしやすさで判断します。

日常清掃:人が触れる場所(手すり、ボタン)、汚れやすい場所(トイレ、洗面、床)、ゴミ回収。

定期清掃:高い場所(換気口、照明)、機械を使う作業(床洗浄ワックス)、ガラス清掃。

参考になった数0