建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問148 (清掃 問8)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問148(清掃 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- 凹凸のある床面は、研磨粒子が付着したパッドを床磨き機に装着して洗浄する。
- 不織布繊維タイプのダストモップは、不織布の繊維の間にほこりを取り込んで除去するため使い捨てが一般的である。
- 自在ぼうきは、馬毛などを植えた薄いブラシであり、ほこりを舞い上げることが少ない。
- 改良ちり取り(文化ちり取り)は、移動する際にごみがこぼれないので、拾い掃き用に適している。
- 床維持剤塗布用のフラット型モップは、房が短いため、壁面や幅木を汚しにくい。
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この過去問の解説 (2件)
01
ビルクリーニング用器具に関しての問題です。
掃除機よりは身近なものなので分かりやすいかもしれません。
誤:凹凸のある床面には研磨研磨粒子が付着したパッドを用いると、凹内部にある汚れが拭き取れない為に、ブラシを用います。
正:不織布繊維タイプのダストモップは、繊維の隙間にほこりを取り込み除去するために使い捨てが一般的になっています。
正:自在ほうきは、馬毛等を植えた薄いブラシになっており、ほこりを舞い上げにくいものになっています。
正:改良ちり取り(文化ちり取り)は、移動の際にゴミがこぼれない構造になっていて、拾い掃き用に適しています。
正:床維持剤塗布用のフラット型モップは、房が短くなっているために壁面や幅木を汚しにくいものになっています。
聞きなれないものもありましたが、清掃用具の特徴をとらえた問題でした。
特徴を生かして今後の清掃に役立てましょう。
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02
最も不適当なものは、凹凸のある床面の洗浄に関する記述です。
エンボスシートや石材などの凹凸がある床では、パッドではなくブラシを使用します。
これが不適当(誤り)な記述です。
平らな「パッド」を凹凸のある床に使用しても、表面の高い部分しか削れず、凹み(くぼみ)に入り込んだ汚れを除去できません。
凹凸のある床面には、毛先がくぼみに入り込むブラシを装着して洗浄します。
適当(正しい記述)です。
不織布タイプのダストモップ(着塵剤を含ませたシートなど)は、衛生面や管理の手間から、使い捨て(ディスポーザブル)タイプが一般的です。
適当(正しい記述)です。
自在ぼうきは、Pタイルやフローリングなどの平滑な床で使用します。
シダぼうき等に比べて毛が柔らかく細かいため、微細なほこりを舞い上げずに集めるのに適しています。
適当(正しい記述)です。
改良ちり取り(文化ちり取り)は、蓋が付いており、持ち上げると蓋が閉まる構造になっています。
移動中にゴミがこぼれにくいため、拾い掃き(巡回清掃)に非常に適しています。
適当(正しい記述)です。
ワックス塗布用のフラットモップは、糸が短い(あるいは布状)ため、液垂れしにくく、巾木(壁と床の境目)を汚さずに際(きわ)まで塗ることができます。
床の形状に合わせた道具選びがポイントです。
・凹凸のある床(防滑シート、石材):ブラシ
・平滑な床(Pタイル):パッド
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