建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問149 (清掃 問9)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問149(清掃 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
- フロアオイル ――― 鉱油を主体とし、木質系床材の保護と美観の向上に使用される
- フロアポリッシュ ――― 塗布乾燥後に皮膜を形成し、物理的・化学的方法により、容易に除去できる製品群
- フロアシーラ ――― 塗布乾燥後に皮膜を形成し、物理的・化学的方法によっても容易には除去できない製品群
- 水性フロアポリッシュポリマータイプ ――― 不揮発性成分として、合成樹脂等のポリマが主原料
- 水性フロアポリッシュワックスタイプ ――― 一般的に樹脂ワックスと呼ばれ、フロアポリッシュの主流
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この過去問の解説 (2件)
01
清掃分野における床維持剤の説明文に関した問題で、その正誤を問う問題になっています。
特徴を捉えて実務に取り入れましょう。
正:フロアオイルは、鉱油を主体として、表面加工されていない木質系床材の耐久性を高める役割があります。
正:フロアポリッシュは、塗布乾燥後に被膜を形成して物理的・化学的な方法によって容易に除去できるものになります。
正:フロアシーラは、塗布乾燥後に被膜を形成して物理的・化学的な方法で容易に除去できないものになります。
正:水性フロアポリッシュポリマータイプは、不揮発性成分として、合成樹脂等のポリマーが主原料になります。
誤:フロアポリッシュの主流は水性ポリマータイプです。そのため、水性ワックスが主流というのは誤りです。
名前が似ているのに成分が正反対のものがある為に、使い分けをしっかりとできるようにしていきましょう。
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02
最も不適当なものは水性フロアポリッシュワックスタイプに関する記述です。
現在のフロアポリッシュの主流は、ワックスタイプではなくポリマータイプです。
適当(正しい記述)です。
フロアオイルは、無塗装の木材に染み込ませて保護するものです。
学校の廊下などで昔使われていましたが、現在はホコリを吸着しやすいため使用頻度は減っています。
適当(正しい記述)です。
フロアポリッシュ(床維持剤)の定義です。
塗ると皮膜を作り、古くなったら剥離剤などで除去できるのが特徴です。
適当(正しい記述)です。
フロアシーラ(シール剤)は、床材の微細な穴をふさぐ下地剤です。
一度塗ると強固に密着し、簡単には除去できないのが特徴です。
コンクリートやテラゾーなどの多孔質床材に使われます。
適当(正しい記述)です。
現在最も一般的に使われている床用ワックス(正式にはポリッシュ)は、合成樹脂(アクリル系やウレタン系など)のポリマーを主成分としています。
これが不適当(誤り)な記述です。
ワックスタイプは、天然ロウや合成ロウを主成分とした古いタイプの維持剤で、塗布後にバフがけ(磨き)が必要なものが多く、滑りやすい欠点があります。
現在の主流は、塗るだけで光沢が出て耐久性も高いポリマータイプ(合成樹脂系)です。
床用ワックスの歴史と主流を整理しましょう。
・昔:ワックスタイプ(ロウが主成分。滑る。要空拭き。)
・今:ポリマータイプ(樹脂が主成分。滑りにくい。塗るだけで光る。)
現場で「ワックス掛け」と言っていても、中身はほぼ「ポリマー」です。
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