建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問152 (清掃 問12)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問152(清掃 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
- 大理石は、耐アルカリ性に乏しい。
- テラゾは、耐酸性に乏しい。
- セラミックタイルは、耐摩耗性に乏しい。
- 花崗(こう)岩は、耐熱性に乏しい。
- 目地のモルタルは、耐酸性に乏しい。
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この過去問の解説 (2件)
01
硬性床材の特徴に関する問題です。
清掃時は、真空掃除機、ダストモップによる除じんとモップによる水拭きを行います、
洗剤には、中性洗剤または弱アルカリ性洗剤を用います。
正:大理石は、耐アルカリ性に乏しい性質です。
しみをとるどころかしみを新たに作る結果になります。
石材用の洗剤を用いましょう。
正:テラゾは酸性に弱い性質がある為、洗剤の洗濯時は注意が必要です。
誤:セラミックタイルは、耐摩耗性があり、さらに耐酸性、耐アルカリ性の性質も用いています。
正:花崗岩は、酸性に弱い性質のためアルカリ性洗剤を用います。
正:目地のモルタルは、酸性に弱い性質をしています。
硬性床材は、岩石やコンクリート等なので酸性に弱い性質です。
セラミックスのような磁器のモノは耐酸性の性質を持っています。
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02
最も不適当なものは、セラミックタイルの特徴に関する記述です。
セラミックタイル(磁器タイルなど)は、非常に硬く焼き固められているため、耐摩耗性に非常に優れています。
適当(正しい記述)です。
大理石は、石灰岩が変成したもので主成分は炭酸カルシウムです。
酸性に弱い(溶ける)ことは有名ですが、実は耐アルカリ性にも乏しく、高アルカリの洗剤や剥離剤を使用すると艶ボケや黄変を起こすことがあります。
適当(正しい記述)です。
テラゾ(人造大理石の一種)は、大理石の砕石をセメント等で固めたものです。
大理石もセメントも酸に弱いため、耐酸性に乏しく、酸性洗剤(トイレ用洗剤など)が付着すると表面が侵されます。
これが不適当(誤り)な記述です。
セラミックタイルは、高温で焼成された陶磁器質であり、石材よりも硬く、傷がつきにくい素材です。
「耐摩耗性」「耐酸性」「耐アルカリ性」のすべてに優れており、メンテナンスが容易な床材です。
「乏しい」という記述は誤りです。
適当(正しい記述)です。
花崗岩(御影石)は、硬度が高く耐久性に優れますが、鉱物の結晶の集まりであるため、火災などの高熱を受けると構成鉱物の膨張率の違いから崩壊することがあります(耐熱性に乏しい)。
適当(正しい記述)です。
タイルの目地に使われるモルタル(セメント分)は、酸に溶けやすい性質を持っています。
トイレのタイル清掃などで酸性洗剤を多用すると、目地が痩せてしまうのはこのためです。
石材・タイルの化学的性質は頻出です。
・大理石・テラゾ:酸にもアルカリにも弱い
・セラミックタイル:最強(酸・アルカリ・摩耗に強い)
・花崗岩(御影石):熱に弱い。
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