建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問153 (清掃 問13)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問153(清掃 問13) (訂正依頼・報告はこちら)
- 無垢(むく)の単層フローリングと、複合フローリングでは、表面の仕上げ方法が異なる。
- アルカリ洗剤の使用は、木質床材を変色させやすいので十分に注意する。
- 体育館の木質床材は、ポリウレタン樹脂などによりシール加工されている
- シール加工された木質床材は、弾性床材と同様に多量の水で洗浄する。
- 一般に針葉樹の床材は、広葉樹の床材に比べて木質が軟らかい。
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この過去問の解説 (2件)
01
木質床材の特徴と維持管理に関する問題です。
水分に弱い性質を持っているために多量の水で清掃すると、乾燥後にひび割れを起こすことがあります。
正:無垢の単層フローリングと、複合フローリングは表面の仕上げ方法が異なります。
無垢なものは、自然にできたムラや節等の特徴があり、複合のモノは人工物のシートで覆っているためそのような特徴がありません。
正:アルカリ洗剤の使用は、木質床材を変色させるので注意が必要です。
正:体育館の木質床材は、ポリウレタン樹脂等によりシール加工されています。
よって廊下化等とは、質が異なる為に裸足で歩かないようにしましょう。
誤:シール加工された木質床材のみでなく、木質床材は水に弱い性質なために多量の水を用いると傷める原因となります。
正:一般に針葉樹の床材は、広葉樹の床材よりも木質が軟らかい性質をもっています。
木質床材については、見た目で判断しづらい性質をもつものがある為に、他のモノよりも注意深く見なくてはならないことがあります。
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02
最も不適当なものは、シール加工された木質床材の洗浄に関する記述です。
いくら表面加工(シール加工)されていても、木材の大敵は水です。
多量の水を使うことは厳禁です。
適当(正しい記述)です。
・単層フローリング(無垢材):木そのものを削り出したもの
・複合フローリング:合板の表面に化粧板を貼ったもの。
両者は構造や表面仕上げ、メンテナンス方法が異なります。
適当(正しい記述)です。
木材はアルカリ性の薬剤に触れると、成分が反応して黒ずんだり変色(アルカリ焼け)したりします。
木床の清掃には「中性洗剤」を使用するのが基本です。
適当(正しい記述)です。
体育館の床(アリーナ)は、激しい運動に耐えるため、表面を厚いウレタン樹脂などでコーティング(シール加工)し、グリップ力と耐久性を高めています。
これが不適当(誤り)な記述です。
シール加工(コーティング)されていても、継ぎ目や微細なキズから水が浸入すると、木材が膨張・反り・腐食を起こします。
木質床材に対しては、固く絞ったモップで拭くなど、水分を極力控えるのが原則です。
適当(正しい記述)です。
・針葉樹(ヒノキ、スギ、マツなど):軟らかく、キズが付きやすい
・広葉樹(ナラ、カリン、チークなど):硬く、耐久性が高い。
一般的に針葉樹の方がソフトな材質です。
木質床材の鉄則は2つです。
・水を使わない(腐る・反る)
・アルカリを使わない(変色する)
これを守らないと、張り替えなどの大きな損害につながります。
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