建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問154 (清掃 問14)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問154(清掃 問14) (訂正依頼・報告はこちら)
- 天井・壁など高所の主な汚れには、微細な粉じん、炭素粒子等があり、床に次いで重要な清掃対象である。
- 玄関ホールは多くの人がいろいろな角度から見る場所であり、視線の方向や高さを変えて汚れを確認する。
- トイレは、清掃作業により全面的に使用禁止とならないよう、工程を工夫する。
- ドア・エレベーターの押しボタンなどは、冬季は夏季に比べ手垢(あか)が付きやすくなる。
- 人の手による汚れは、化学繊維を使った製品を用いると除去しやすい。
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この過去問の解説 (2件)
01
床以外の清掃作業に関する問題です。
清掃時は床に注目することが多いですが、その他の場所も清潔に保たないと衛生的な問題が起きることもあります。
正:天井・壁等の高所の主な汚れには、微細な粉じん、炭素粒子等があるために重要な清掃対象となっています。
正:玄関ホールは多くの人が出入りするためにそれだけ見られる頻度も高くなります。
視野を広く持って清掃に取り組みましょう。
正:トイレ清掃は、作業によって全面的に使用禁止にならないように工程を工夫して行います。
誤:ドア・エレベータの押しボタンなどは、夏季の方が冬季に比べ、手あかが付きやすくなります。
夏季はどうしても手汗が多くなるためです。
正:人の手による汚れは、化学繊維を使った製品を用いて除去すると容易にできます。
床以外といっても、数多くありその場所により注意しなくてはならない箇所も異なる為にしっかりと覚えられるようにしていきましょう。
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02
最も不適当なものは、手垢汚れの付着時期に関する記述です。
ドアノブやボタンなどの手垢汚れは、手汗や皮脂の分泌が増える夏季に付きやすくなります。
適当(正しい記述)です。
天井や壁などの高所には、空調の気流に乗って微細な粉じんや、排気ガス由来の炭素粒子(スス)が付着します。
美観維持と室内環境のために、定期的な除じんが必要です。
適当(正しい記述)です。
ガラスや光沢のある壁面などの汚れは、正面から見るだけでは気づきにくいものです。
しゃがんで下から見上げたり、横から光を透かして見たりと、視線を変えて点検することがプロの技です。
適当(正しい記述)です。
トイレ清掃は利用者の迷惑にならないよう配慮が必要です。
半分ずつ閉鎖して清掃するなど、常に少なくとも1箇所は使える状態を維持するよう工程を工夫します。
これが不適当(誤り)な記述です。
人の皮膚からの汗や脂(皮脂)の分泌は、気温の高い夏季に活発になります。
そのため、多くの人が触れるエレベーターボタンやドアノブの手垢汚れは、冬よりも夏の方が顕著になります。
適当(正しい記述)です。
マイクロファイバークロスなどの極細化学繊維を使った製品は、繊維のエッジ効果で油汚れを掻き取る能力が高く、洗剤を使わなくても手垢汚れを除去しやすい特徴があります。
清掃の実務的な知識です。
「夏は手汗でベタベタするから汚れやすい」とイメージすれば間違えません。
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