建築物環境衛生管理技術者（ビル管理士） 過去問
第54回（令和6年度（2024年））
問155 (清掃 問15)

誤：窓ガラスは、汚れが激しい都心等では１か月に１回、汚れが少ない場所では２か月に１回程度洗浄します。

正：窓ガラス洗浄のスクイジー法は、水または洗剤を塗布し、汚水をスクイジー装置でかき取ります。

真空吸引装置で回収、ろ過して再利用できる機能があります。

しかし、仕上がりは人手の方が良好になります。

正：ロープ高所作業を行う場合は、労働安全衛生規則によって、特別教育の実施，ライフラインの設置が義務付けられています。

正：田園地帯等で汚れが少ない地域の金属材は、１年に１回程度で洗浄を行います。

清掃時は、中性洗剤や専用洗剤を用いて、スポンジかウェスで拭き取るか、高圧洗浄機を用います。

正：石材やコンクリートは汚れが目立ちにくいですが、立地条件により3～5年に1度洗浄を行うようにします。

これが不適当（誤り）な記述です。

窓ガラスは透明であるため、少しの汚れでも美観を損ないます。

また、汚れを長期間放置すると「焼け（化学結合）」を起こして取れなくなります。

通常、ビル管理では1か月に1回、回数が少ない場合でも年2回以上は実施します。

年1回は少なすぎます。

適当（正しい記述）です。

プロのガラス清掃（スクイジー法）の手順です。

ウォッシャ（シャンパー）に洗剤液を含ませて汚れを浮かす。

スクイジー（ゴムワイパー）で汚水を一気にかき取る。

これが最も早くきれいに仕上がる方法です。

適当（正しい記述）です。

ロープ高所作業（ブランコ作業など）は危険を伴うため、労働安全衛生法に基づき、従事者への特別教育の実施や、ライフライン（補助ロープ）の設置などが義務付けられています。

適当（正しい記述）です。

石材やコンクリートの外壁は、ガラスや金属に比べて汚れが目立ちにくく、頻繁な洗浄は素材を傷めることもあります。 立地によりますが、3〜5年に1回程度（大規模修繕のタイミング等）で洗浄を行います。