建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問27 (建築物の環境衛生 問7)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問27(建築物の環境衛生 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

アレルギーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 学校保健安全法において、ダニ又はダニアレルゲンに関する基準が定められている。
  • 建築物衛生の観点から、換気や清掃等の対策が重要である。
  • アレルゲンの同定は、症状発生の予防、治療の上で重要である。
  • アレルゲンは、免疫グロブリンと呼ばれるたん白質である。
  • 国民の5割程度が、何らかのアレルギー疾患に罹(り)患しているとされる。

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この過去問の解説 (1件)

01

本問はアレルギーに関する基礎知識と、建築物衛生との関係を問う問題です。アレルギーは特定の物質に対する免疫反応であり、原因物質であるアレルゲンの理解や対策が重要です。また、室内環境におけるダニやハウスダストなどは代表的な要因であり、換気や清掃などの管理も重要となります。さらに、免疫に関わる物質の名称や役割についても正確に理解しておく必要があります。

選択肢1. 学校保健安全法において、ダニ又はダニアレルゲンに関する基準が定められている。

適切です。その理由は、学校保健安全法に基づく学校環境衛生基準では、教室等の環境管理の一環としてダニやダニアレルゲンに関する基準が示されているためです。ダニはアレルギーの主要な原因物質であり、特に児童生徒の健康に影響を与えることから、一定の基準値が設けられています。具体的には、ダニ数やアレルゲン量の測定と管理が求められており、学校環境の衛生管理において重要な指標となっています。

選択肢2. 建築物衛生の観点から、換気や清掃等の対策が重要である。

適切です。その理由は、建築物内のアレルゲン対策として、換気や清掃は基本かつ効果的な手段であるためです。室内に存在するダニ、カビ、ハウスダストなどは、空気中や床面に蓄積しやすく、適切な換気により濃度を低減し、清掃によって物理的に除去することが可能です。これらの対策を継続的に行うことで、アレルギー症状の発生や悪化を防ぐことにつながります。

選択肢3. アレルゲンの同定は、症状発生の予防、治療の上で重要である。

適切です。その理由は、アレルゲンを特定することで、原因物質の回避や適切な治療が可能になるためです。例えば、ダニや花粉、食品など原因が明確になれば、それらを避ける生活環境の改善や、減感作療法などの治療方針を立てることができます。原因不明のままでは対策が不十分となりやすいため、アレルゲンの同定はアレルギー対策の基本といえます。

選択肢4. アレルゲンは、免疫グロブリンと呼ばれるたん白質である。

不適切です。その理由は、アレルゲンは免疫反応を引き起こす原因物質であり、免疫グロブリンとは別の概念であるためです。免疫グロブリンとは抗体のことで、体内で産生されるたん白質です。特にIgEはアレルギー反応に関与します。一方、アレルゲンは花粉やダニ、食品など外部から体内に入る物質であり、これに対して免疫グロブリンが反応することでアレルギー症状が生じます。

選択肢5. 国民の5割程度が、何らかのアレルギー疾患に罹(り)患しているとされる。

適切です。その理由は、日本ではアレルギー疾患の有病率が高く、国民の約半数が何らかのアレルギーを有すると報告されているためです。花粉症やアトピー性皮膚炎、気管支喘息など多様な疾患が含まれ、生活環境や都市化の影響も指摘されています。このような背景から、建築物衛生や室内環境管理においてもアレルギー対策の重要性がますます高まっています。

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