建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問28 (建築物の環境衛生 問8)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問28(建築物の環境衛生 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
- ヒトのがんの3分の2以上は、食事や喫煙等の生活環境に関わる要因が原因とされる。
- 日光を浴びることが、発がんの原因となることがある。
- 細胞の増殖を促進する物質は、イニシエータである。
- 発がん促進因子を減らし、抑制因子を増やすことにより、発がんリスクを低下させることができる。
- 建築物の空気中に存在しうる発がん物質からの曝(ばく)露を抑えることは、がんの一次予防となる。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題は、発がんの基本的な仕組みと、生活環境や建築物環境ががんの発生にどう関わるかを問うものです。発がんは一つの原因だけで起こるのではなく、遺伝的要因に加えて、喫煙、食事、紫外線、化学物質への曝露など、さまざまな要因が重なって生じます。特に、イニシエータとプロモータの役割の違いを正しく理解しているかが、この問題を解くうえで重要です。
適切です。がんの発生には遺伝的要因もありますが、多くのがんは生活習慣や生活環境に関係していると考えられています。代表的なものとしては、喫煙、偏った食生活、過度の飲酒、運動不足、感染、化学物質への曝露などがあります。つまり、日常の暮らしの中にある要因が、長い年月をかけて発がんに影響を及ぼすということです。そのため、生活環境の改善は、がん予防の基本として非常に重要です。
適切です。日光に含まれる紫外線は、皮膚の細胞の遺伝子に傷をつけることがあり、これが蓄積すると皮膚がんの原因になることがあります。特に長時間の強い日差しを繰り返し浴びることは、発がんリスクを高める要因になります。日光そのものが直ちに危険というわけではありませんが、紫外線を過度に浴びることには注意が必要です。帽子や衣服、日焼け止めなどによる対策は、一次予防として意味があります。
不適切です。発がんの過程では、まず細胞の遺伝子に変化を与えて発がんのきっかけをつくる物質をイニシエータといいます。一方で、すでに変化を受けた細胞の増殖を促し、がん化を進めるものはプロモータです。したがって、細胞の増殖を促進する物質をイニシエータとするこの記述は誤りです。ここは、イニシエータが「開始」、プロモータが「促進」という役割分担で整理すると理解しやすいです。
適切です。発がんの危険性は、体に悪影響を与える要因を減らし、体を守る要因を増やすことで下げることができます。たとえば、喫煙を避ける、過度な紫外線曝露を防ぐ、栄養バランスを整える、適度な運動を行うといった行動は、発がん促進因子を減らすことにつながります。また、体の防御機能を保つ生活習慣は、発がんの抑制にも役立ちます。予防は日々の積み重ねが大切です。
適切です。一次予防とは、病気そのものが起こらないように原因や危険因子を取り除くことをいいます。建築物内の空気には、場合によってはホルムアルデヒドやたばこ煙など、健康に悪影響を及ぼす物質が含まれることがあります。これらへの曝露を減らすために、換気や発生源の管理を行うことは、がんを含む健康被害の予防につながります。建築物衛生管理の観点からも重要な考え方です。
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