建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問35 (建築物の環境衛生 問15)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問35(建築物の環境衛生 問15) (訂正依頼・報告はこちら)
- 目が受け取った刺激によって生じる感覚が、視覚である。
-
視細胞のうち、錐(すい)体細胞は角膜に、枠(かん)体細胞は網膜に、それぞれ存在する。
- 暗い場所や明るい場所に合わせて目の感度が変化することを、順応という。
- 暗順応に要する時間は明順応よりも長い。
-
危険・注意等の警告のために実施される配色を、識別配色という。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、光を見たときに人がどのように色や明るさを感じるかという視覚の基本と、色彩が人に与える効果について問うものです。視覚は目の構造だけでなく、明るさへの適応や色の使い方とも深く関係しています。特に、錐体細胞と桿体細胞の役割、順応の意味、警告表示に使われる配色の考え方は、建築物の環境や安全管理を学ぶうえでも重要な基礎知識です。
適切です。視覚とは、外から入ってきた光の刺激を目が受け取り、その情報が神経を通じて脳に伝わることで生じる感覚のことです。私たちは単に目で光を受けているだけではなく、その刺激を脳が処理することで、形や色、明るさ、動きなどを認識しています。したがって、目が受け取った刺激によって生じる感覚が視覚であるという説明は、視覚の基本的な定義として正しい内容です。
視細胞のうち、錐(すい)体細胞は角膜に、枠(かん)体細胞は網膜に、それぞれ存在する。
不適切です。視細胞である錐体細胞と桿体細胞は、どちらも網膜に存在しています。角膜は眼球の前面にある透明な膜で、光を取り入れて屈折させる役割を持ちますが、光を感じる細胞はありません。錐体細胞は主に明るい場所で色を見分ける働きをし、桿体細胞は暗い場所での明るさの感知に関わります。したがって、錐体細胞が角膜にあるという記述が誤りであり、この選択肢が最も不適当です。
適切です。順応とは、周囲の明るさの変化に応じて、目の感度が自動的に調整される現象をいいます。たとえば、明るい屋外から暗い室内に入った直後は見えにくくても、しばらくすると周囲が見えてきます。逆に暗い場所から急に明るい場所へ出ると、最初はまぶしく感じます。このように、環境の明るさに合わせて視覚の働きが変化することを順応と呼ぶため、この記述は正しいです。
適切です。暗順応とは、明るい場所から暗い場所へ移ったときに、目が暗さに慣れて見えるようになるまでの過程です。一方、明順応は暗い場所から明るい場所へ移ったときに明るさに慣れる過程です。一般に、明順応は比較的短時間で進みますが、暗順応は桿体細胞の働きが十分に回復するまで時間がかかるため、より長い時間を要します。そのため、この記述は視覚生理の特徴を正しく表しています。
危険・注意等の警告のために実施される配色を、識別配色という。
適切です。識別配色とは、対象を見分けやすくし、必要な情報を正確に伝えるための配色です。危険や注意を示す標識や表示では、背景色と文字色、あるいは対象物との対比をはっきりさせることで、すぐに認識できるように工夫されています。たとえば黄と黒、赤と白のような組み合わせは注意喚起や警告に用いられることが多く、これは識別しやすさを高める配色の考え方に基づいています。
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02
正解は、「視細胞のうち、錐(すい)体細胞は角膜に、枠(かん)体細胞は網膜に、それぞれ存在する。」です。
この問題は、光の色の知覚と色の感覚の効果に関するものです
光の色の知覚は、網膜に存在する視細胞(錐体細胞・杆体細胞)が光刺激を受け取り、
その情報が視神経を通じて脳に伝達されることで成り足ります。
錐体細胞は明るい場所で働き、色の識別に重要で、赤・緑・青の3種類があります。
杆体細胞は暗い場所で働き、明暗の識別に優れています。
明るさの変化に応じて目の感度が変化する現象を順応といい、
暗順応は時間がかかり、明順応は比較的短時間です。
また、色の心理的効果として、注意喚起や危険表示のために行われる配色を識別配色と呼びます。
一方。錐体細胞も杆体細胞も、どちらも網膜に存在しますが、角膜には視細胞は存在しません。
正しいです。
視覚とは、光が目に入ることで生じる感覚であり、
視覚情報は網膜の視細胞で電気信号に変換され、視神経を通じて脳に伝達されます。
光の強さ、波長、方向などの情報が統合され、形・色・動きなどを認識します。
視覚は五感の中でも最も情報量が多く、
日常生活の大部分を支える重要な感覚です。
視細胞のうち、錐(すい)体細胞は角膜に、枠(かん)体細胞は網膜に、それぞれ存在する。
不適当です。
視細胞はすべて網膜に存在し、角膜には視細胞は存在しません。
角膜は透明な膜であり、光を屈折させて網膜に像を結ぶ役割を持ちますが、
光を感知する機能はありません。
錐体細胞は明所視・色覚を担当し、杆体細胞は暗所視・明暗識別を担当します。
両者は網膜の外側に密集しており、特に錐体細胞は黄斑部に多く、
杆体細胞は周辺部に多いです。
正しいです。
順応とは、環境の明るさに応じて視覚の感度が変化する生理現象です。
明るい場所から暗い場所に移動すると、最初は何も見えませんが、
時間が経つと徐々に見えるようになります。これが暗順応です。
一方、暗い場所から急に明るい場所に出ると眩しく感じますが、
短時間で慣れる現象が明順応です。
正しいです。
暗順応は、杆体細胞の感度が最大まで高まるまでに時間がかかり、
完全に順応するには20〜30分程度必要です。
これは、暗所での視物質の再合成に時間がかかるためです。
一方、明順応は光が急に強くなった際に視細胞の感度を下げる反応であり、
数十秒〜数分で完了します。
このため、暗順応の方が明順応よりも時間がかかります。
危険・注意等の警告のために実施される配色を、識別配色という。
正しいです。
識別配色とは、注意喚起や危険表示など、特定の意味を伝えるために行われる配色のことです。
例えば、赤は「危険・禁止」、黄は「注意」、緑は「安全」など、
視覚的に瞬時に意味を伝えるために使用されます。
工場、交通標識、避難誘導など、迅速な判断が求められる場面で役割を果たします。
色の心理的効果を利用した配色です。
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