建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問37 (建築物の環境衛生 問17)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問37(建築物の環境衛生 問17) (訂正依頼・報告はこちら)
- 電磁波の周波数が高くなると波長が短くなり、周波数が低くなると波長が長くなる。
- 電離放射線のうち、α線やβ線は電磁波に含まれない。
- 電磁波の波長のうち、長いものは1kmを超える。
- 家庭用電化製品や送電線から発生する磁場を、静磁場と呼ぶ。
- 電磁波の発がん性評価の代表的なものとして、国際がん研究機関の発がん分類がある。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、電場・磁場・電磁波に関する基本的な性質と、放射線や発がん性評価に関する基礎知識を問うものです。周波数と波長の関係、α線・β線の位置づけ、電磁波の波長の範囲、静磁場の意味などを正確に理解しているかがポイントです。用語が似ているため混同しやすいですが、それぞれの定義を丁寧に整理して判断することが大切です。
適切です。電磁波は、波の進む速さが一定である場合、周波数と波長が反比例する関係にあります。つまり、1秒間に多く振動するほど1つの波の長さは短くなり、逆に振動回数が少ないほど波長は長くなります。ラジオ波のような低周波は波長が長く、X線やγ線のような高周波は波長が短いという理解で整理すると覚えやすいです。
適切です。α線はヘリウム原子核の流れ、β線は電子または陽電子の流れであり、どちらも粒子線です。そのため、光やX線、γ線のような電磁波とは性質が異なります。電離放射線には電磁波であるものと、粒子そのものが飛ぶものがあり、α線・β線は後者に分類されます。この違いを押さえることが重要です。
適切です。電磁波には非常に広い波長範囲があり、長波や超長波のように波長が1kmを超えるものも存在します。電磁波というと可視光や紫外線のような短い波長を思い浮かべがちですが、実際には電波も同じ電磁波の仲間です。したがって、電磁波の中には1kmを超える非常に長い波長をもつものがあるという記述は正しいです。
不適切です。静磁場とは、時間によって強さや向きが変化しない磁場のことをいいます。代表例は永久磁石のまわりにある磁場です。一方、家庭用電化製品や送電線から発生する磁場は、交流電流に伴って時間的に変動することが多く、一般には低周波磁場や変動磁場として扱われます。そのため、これを静磁場と呼ぶのは誤りです。
適切です。国際がん研究機関は、さまざまな物質や要因について発がん性の有無や強さを評価し、分類を行っています。電磁波や磁場に関連する要因についても、この分類が健康影響を考える際の代表的な参考資料の一つになります。絶対的な危険度を単純に示すものではありませんが、科学的知見を整理する国際的な指標として重要です。
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02
正解は、「家庭用電化製品や送電線から発生する磁場を、静磁場と呼ぶ。」です。
この問題は、電場、磁場、電磁波の特徴に関するものです。
電磁波は、電場と磁場が時間的に変動しながら空間を伝わる波であり、
周波数が高いほど波長は短くなり、逆に周波数が低いほど波長は長くなります。
電磁波の中でも、X線やγ線などは電離放射線に分類されますが、
α線・β線は粒子線であり電磁波には含まれません。
電磁波のうち、長波や超長波は波長が1kmを超えます。
電磁波の発がん性評価としては、
WHOの下部機関である国際がん研究機関(IARC)の発がん分類が代表的です。
一方、家庭用電化製品や送電線から発生する磁場は、
商用周波数の低周波・時間変動磁場です。
正しいです。
電磁波は、光速𝑐で伝わる波であり、
周波数𝑓と波長𝜆の間には、𝑐=𝑓𝜆という関係があります。
光速𝑐はほぼ一定なので、周波数が高くなればなるほど波長は短くなり、
逆に周波数が低くなれば波長は長くなります。
例えば、可視光より周波数の高い紫外線やX線は波長が短く、
逆にラジオ波や長波は波長が非常に長くなります。
正しいです。
電離放射線には、大きく分けて電磁波と粒子線があります。
X線やγ線は電磁波としての放射線であり、電場と磁場の波として伝わります。
一方、α線はヘリウム原子核(2個の陽子+2個の中性子)、
β線は高速電子または陽電子であり、いずれも粒子が飛ぶ放射線です。
そのため、α線・β線は電磁波には分類されません。
正しいです。
電磁波の波長範囲は非常に広く、
ナノメートル以下のγ線から、数千キロメートルに及ぶ超長波まで存在します。
ラジオ放送や通信に使われる電波の中には、
波長が1kmを超える長波や超長波があり、
周波数は数十kHz以下の非常に低い値になります。
不適当です。
家庭用電化製品や送電線は、
商用周波数の交流電源を使用しています。
そこから発生する電場・磁場は、
時間的に周期的に変動する低周波電磁界です。
正しいです。
電磁波、とくに電磁界の発がん性については、
世界保健機関の下部機関である国際がん研究機関(IARC)が評価を行い、
発がん性分類として公表しています。
例えば、極低周波磁界(送電線など)は、
2B:ヒトに対して発がん性があるかもしれないに分類されます。
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