建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問39 (建築物の環境衛生 問19)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問39(建築物の環境衛生 問19) (訂正依頼・報告はこちら)
- 電離放射線は、物質をイオン化する作用を持つ。
- 放射能とは、放射性物質が放射線を出して壊変していく性質をいう。
- β線は、鉛、鉄の板を透過する。
- 細胞のうち、放射線感受性が最も低い細胞は神経細胞である。
- 生体内に取り込んだ放射性物質が2分の1量になるまでの時間を、生物学的半減期という。
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この過去問の解説 (1件)
01
電離放射線に関する基礎知識と、生体への影響、放射線に関連する用語の意味を問う問題です。放射線そのものの性質だけでなく、放射能、半減期、放射線感受性といった周辺知識まで正確に理解しているかが試されています。特に、β線の透過力と、各種半減期の違いは混同しやすいため、言葉の定義を整理して覚えておくことが重要です。
適切です。電離放射線とは、物質を構成する原子や分子から電子をはじき出し、イオンを生じさせる性質をもつ放射線のことです。X線、γ線、α線、β線などがこれに含まれます。このイオン化作用によって生体内の分子、特にDNAが損傷を受けることがあり、健康影響の原因となります。したがって、この記述は電離放射線の定義として正しいです。
適切です。放射能とは、放射性物質が自発的に壊変し、その過程で放射線を放出する性質を指します。日常会話では放射線と放射能が混同されがちですが、放射線は外に出てくる線や粒子そのもの、放射能はそれを出す性質です。この区別は放射線に関する問題で非常に重要ですので、正確に押さえておく必要があります。
不適切です。β線はα線より透過力が強いものの、γ線やX線ほど強くはありません。一般にβ線は紙は通過しますが、アルミニウム板やプラスチック板などで遮へいしやすい放射線です。鉛や鉄の板を透過するという表現は、β線の性質を強く見積もりすぎています。鉛や厚い金属板による遮へいが必要になるのは、主にγ線やX線に対してです。したがって、この記述が最も不適当です。
適切です。放射線感受性は、一般に細胞分裂が盛んで未分化な細胞ほど高く、分裂しにくく高度に分化した細胞ほど低いとされています。神経細胞は成熟するとほとんど分裂しないため、放射線感受性が低い代表例です。逆に、造血細胞や生殖細胞、腸上皮細胞などは感受性が高いことで知られています。そのため、この記述は正しいです。
適切です。生物学的半減期とは、体内に取り込まれた物質が代謝や排泄によって半分に減るまでの時間を指します。これは放射性壊変そのものによる減少を表す物理学的半減期とは別の概念です。人体への影響を考える際には、放射性物質がどれだけ長く体内にとどまるかが重要になるため、この用語の理解は大切です。したがって、この記述は正しいです。
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