建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問41 (建築物の環境衛生 問21)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問41(建築物の環境衛生 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
- 1%の欠乏で、のどの渇きが出現する。
- 4%の欠乏で、体温上昇が起こる。
- 6%の欠乏で、呼吸数が増加する。
- 10〜12%の欠乏で、筋けいれんが起こる。
- 18%の欠乏で、尿生成が停止する。
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この過去問の解説 (1件)
01
水分の欠乏率と、それに伴って現れる脱水症状との対応関係について問う問題です。脱水では、体内の水分が失われるほど循環機能や体温調節機能、腎機能などに影響が及び、症状が段階的に強くなります。軽度では口渇のような自覚症状が中心ですが、進行すると呼吸数の増加、筋けいれん、尿量の著しい減少や尿生成停止など、生命維持に関わる異常が現れます。各選択肢が、脱水の進行段階と症状の強さに照らして適切かどうかを判断することが重要です。
適切です。体重の約1%程度の水分が失われると、まず現れやすいのが口渇、つまり「のどの渇き」です。これは体内の水分不足を補おうとして、脳の視床下部にある口渇中枢が刺激されるためです。まだ軽度の脱水段階では、外見上大きな異常がなくても、本人は「少し水が欲しい」と感じ始めます。したがって、1%程度の欠乏で口渇が出現するという記述は、脱水の初期症状として妥当です。
不適切です。脱水が進むと発汗による熱放散がうまくできなくなり、体温調節機能が低下するため体温上昇は起こり得ますが、4%という段階との対応としては代表的な所見とはいえません。4%前後では、強い口渇、全身のだるさ、不快感、作業能力の低下などがより典型的です。体温上昇は暑熱環境などの影響も強く受けるため、欠乏率4%に機械的に結びつけて断定する表現は適切ではありません。このため、この選択肢が最も不適当です。
適切です。体内の水分が6%程度失われると、脱水は中等度からやや重い段階に入り、循環血液量の低下が目立ってきます。その結果、身体は酸素供給や循環を補おうとして脈拍や呼吸数を増やす方向に働きます。呼吸数の増加は、全身状態が悪化しつつあるサインの一つであり、脱水がかなり進んだ段階でみられても不自然ではありません。したがって、この記述は脱水症状の進行としておおむね適切です。
適切です。体重の10~12%もの水分が失われると、もはや高度の脱水状態です。この段階では水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなどの電解質バランスも大きく崩れやすくなります。筋けいれんは、こうした電解質異常や循環不全の影響で起こる代表的な重症症状の一つです。さらに意識障害や血圧低下などを伴うこともあり、非常に危険な状態といえます。したがって、この選択肢の内容は妥当です。
適切です。体重の18%に及ぶ水分喪失は、きわめて重篤な脱水であり、生命の危険が極めて高い状態です。ここまで進行すると、腎臓へ送られる血流が著しく低下し、尿を作る機能がほとんど働かなくなります。その結果、尿量が極端に減少し、最終的には尿生成が停止することがあります。これは腎機能の破綻を示す重大な所見であり、緊急の対応が必要です。したがって、この記述は重度脱水の説明として適切です。
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