建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問57 (空気環境の調整 問12)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問57(空気環境の調整 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

エアロゾル粒子とその測定粒径との組合せとして、最も適当なものは次のうちどれか。
  • 細菌   ――― 0.01μm
  • 海塩粒子 ――― 0.1μm
  • ウイルス ――― 1.0μm
  • たばこ煙 ――― 10μm
  • カビ胞子 ――― 100μm

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

最も適当なものは「海塩粒子――0.1μm」です。

選択肢1. 細菌   ――― 0.01μm

誤りです。
細菌は数μmです。

選択肢2. 海塩粒子 ――― 0.1μm

正しいです。
海塩粒子は0.1μmです。

選択肢3. ウイルス ――― 1.0μm

誤りです。
ウイルスは0.01μmです。

選択肢4. たばこ煙 ――― 10μm

誤りです。
たばこ煙は0.1μmです。

選択肢5. カビ胞子 ――― 100μm

誤りです。
カビ胞子は数十μmです。

まとめ

ウイルスが最も小さく0.01μmであり、次いでたばこ煙の0.1μmとなります。
海塩粒子の出題は稀なため他の項目を確実に覚えておきましょう。

参考になった数15

02

正解は、「海塩粒子―0.1μm」です。
この問題は、エアロゾル粒子とその測定粒径との組合せに関するものです。
エアロゾル粒子は、発生源によって粒径が大きく異なり、空気中での挙動(沈降速度、浮遊性、健康影響、フィルタ捕集効率)にも大きく影響します。一般に、ウイルスは 0.02〜0.3μm 程度、細菌は 0.5〜5μm、カビ胞子は 2〜10μm 程度、たばこ煙は 0.1〜1μm 程度が中心です。一方、海塩粒子は海面からの飛沫が乾燥してできる粒子で、0.1〜1μm の微小粒子が多いです。

選択肢1. 細菌   ――― 0.01μm

誤りです。
細菌の粒径は一般に 0.5〜5μm 程度であり、0.01μm(=10nm)は細菌としては小さすぎます。10nm はウイルスや超微小粒子の領域であり、細菌は細胞構造を持つため、これほど小さくなることはありません。たとえば大腸菌は約1μm、黄色ブドウ球菌は0.5〜1μm程度です。

選択肢2. 海塩粒子 ――― 0.1μm

正しいです。
海塩粒子は、海面から飛び散った微小な飛沫が乾燥してできる粒子で、0.1〜1μm 程度の微小粒子が多いです。特に、PM2.5の成分であり、沿岸部では濃度が高くなります。0.1μmはその下限値です。

選択肢3. ウイルス ――― 1.0μm

誤りです。
ウイルスの粒径は一般的に0.02〜0.3μm程度であり、1.0μm はウイルスとしては大きすぎます。インフルエンザウイルス・コロナウイルスは0.1μm前後、ノロウイルスは0.03μm程度です。1μm 細菌やカビ胞子の小型のものに近いサイズです。

選択肢4. たばこ煙 ――― 10μm

誤りです。
たばこ煙の粒子は非常に微細で、約0.1〜1μmです。10μm は粗大粒子の領域であり、たばこ煙の粒径ではありません。たばこ煙は、PM2.5 の主要発生源であり、粒径が小さいため肺の奥深くまで到達しやすいのが特徴です。

選択肢5. カビ胞子 ――― 100μm

誤りです。
カビ胞子の粒径は2〜10μm程度であり、100μmは大きすぎます。100μm は肉眼で見えるレベルの粒子であり、空中に長時間浮遊することは困難です。

参考になった数1

03

エアロゾルとは、空気中に浮遊している微細な固体粒子や液体粒子の総称です。その大きさは発生源や粒子の種類によって大きく異なり、ウイルスのような非常に小さいものから、細菌、たばこ煙、海塩粒子、カビ胞子などがあります。この問題では、それぞれのおおよその粒径を理解し、提示された粒径との対応が妥当かを判断することが重要です。

選択肢1. 細菌   ――― 0.01μm

不適切です。一般的な細菌は、おおむね0.5~数μm程度の大きさをもち、0.01μmよりかなり大きいものです。細菌の種類や形状によって大きさには差がありますが、0.01μmという粒径は一般的な細菌の大きさとしては小さすぎます。空気中では、細菌そのものだけでなく、ほこりや飛沫などに付着した状態で浮遊する場合もあり、その場合はさらに大きな粒子として存在します。

選択肢2. 海塩粒子 ――― 0.1μm

適切です。海塩粒子は、海面から発生した海水の飛沫や、海洋由来の成分から形成されるエアロゾルです。粒径には幅があり、大きな海塩粒子も存在しますが、微細なものでは0.1μm程度の粒径をもつものがあります。海水のしぶきが蒸発すると、水分が失われて塩類などが微細な粒子として残り、大気中を浮遊します。このため、海塩粒子と0.1μmの組合せは適当です。

選択肢3. ウイルス ――― 1.0μm

不適切です。ウイルスそのものの大きさは一般に数十~数百nm程度であり、μmで表すとおおむね0.02~0.3μm程度のものが多く、1.0μmは大きすぎます。ただし、空気中ではウイルスが単独で浮遊するとは限らず、呼吸や会話、せきなどで生じる飛沫やエアロゾルに含まれて浮遊することがあります。その場合、ウイルスを含む粒子全体の粒径はウイルスそのものより大きくなります。

選択肢4. たばこ煙 ――― 10μm

不適切です。たばこ煙に含まれる粒子は非常に微細で、代表的には1μmより小さい粒子が多く、0.1~1μm程度の範囲に多く分布します。そのため、10μmという粒径はたばこ煙の代表的な粒径としては大きすぎます。粒子が非常に小さいため空気中に長時間浮遊しやすく、室内の浮遊粉じんや受動喫煙による空気汚染の原因となります。

選択肢5. カビ胞子 ――― 100μm

不適切です。カビの胞子は種類によって大きさが異なりますが、多くは数μmから数十μm程度であり、100μmは代表的な粒径としては大きすぎます。胞子はカビが繁殖するために形成する微小な構造で、室内では空気の流れなどによって飛散し、浮遊粒子となります。湿度が高くカビが繁殖しやすい環境では、室内空気中の胞子が増加し、アレルギーなどの原因になることがあります。

参考になった数0