建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問60 (空気環境の調整 問15)
問題文
付箋
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問60(空気環境の調整 問15) (訂正依頼・報告はこちら)
- 照明による発熱負荷は、顕熱負荷である。
- ダクト通過熱負荷は、一般に潜熱負荷を無視する。
- 送風機による負荷は、一般に暖房時には無視する。
- 外気負荷には、顕熱負荷と潜熱負荷がある。
- 人体による発熱負荷では、一般に潜熱負荷は無視する。
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (3件)
01
最も不適当なものは「人体による発熱負荷では、一般に潜熱負荷は無視する」です。
顕熱は温度の変化、潜熱は状態の変化となり、
潜熱負荷は水分が蒸発・結露することで発生します。
正しいです。
照明の発熱は温度変化をもたらしますが水分の変化はないため顕熱負荷です。
正しいです。
ダクト通過熱負荷は周囲温度差による顕熱負荷が主となります。
温度差によってはダクト内で結露が発生する場合もありますが
一般的に潜熱負荷を無視します。
正しいです。
送風機による負荷は発熱のため暖房時にはメリットとして働くため無視します。
冷房時はデメリットとして働くため無視できません。
正しいです。
室内に外気を取り込むことで温度(顕熱)と湿度(潜熱)変化するため
顕熱負荷と潜熱負荷の両方があります。
誤りです。
体温による顕熱と発汗や呼気による潜熱が発生します。
顕熱と潜熱の意味を覚えることで感覚的に選択しを絞ることができます。
参考になった数18
この解説の修正を提案する
02
空調設備を計画する際には、室内外から加わる熱を空調熱負荷として算定し、必要な冷暖房能力を決定します。熱負荷には、空気の温度を変化させる顕熱負荷と、水蒸気量を変化させる潜熱負荷があります。照明、人体、外気、送風機、ダクトなどがどのような熱負荷を生じさせるのかを理解し、顕熱と潜熱を適切に区別することが重要です。
適切です。照明器具で消費された電気エネルギーは、最終的には主として熱となって室内に放出され、室温を上昇させる要因になります。照明そのものから水蒸気が発生して室内の湿度を上昇させるわけではないため、空調熱負荷の計算では顕熱負荷として扱います。冷房時には、この照明からの発熱も冷房装置によって取り除く必要があります。
適切です。空調用ダクト内の空気とダクト周囲の空気との間には、温度差によって熱の移動が生じます。一般的なダクト通過熱負荷は、この温度差によって空気の温度が変化する顕熱として扱います。通常、ダクト壁を通して水蒸気が移動して空気の含有水分量が変化することは考えないため、潜熱負荷については無視して計算します。
適切です。送風機を運転すると、モーターの発熱や羽根による仕事などによって空気に熱が加わります。冷房時には、この熱が冷房装置で取り除くべき負荷となるため考慮する必要があります。一方、暖房時には送風機から加わる熱が暖房に利用できる方向に作用します。このため、一般的な暖房負荷の算定では送風機による負荷を無視します。
適切です。換気などのために取り入れる外気は、室内空気と温度だけでなく湿度も異なります。外気を室内の設定温度まで冷却または加熱するために必要な熱が顕熱負荷です。また、冷房時などに外気に含まれる水蒸気を除去して設定湿度まで調整するための熱が潜熱負荷となります。そのため、外気負荷を求める際には、原則として温度と湿度の両方を考慮します。
不適切です。人体からは体表面などを通じて周囲へ熱が放出されるだけでなく、発汗や呼吸によって水蒸気も室内へ放出されます。前者は室温に影響する顕熱負荷、後者は室内の湿度に影響する潜熱負荷として扱われます。したがって、人体による発熱負荷を算定する場合には、一般に顕熱負荷だけでなく潜熱負荷についても考慮する必要があります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
正解は、「人体による発熱負荷では、一般に潜熱負荷は無視する。」です。
この問題は、空調熱負荷に関するものです。
空調熱負荷は、大きく 顕熱負荷と潜熱負荷(湿度変化)があります。
照明・機器・送風機・配管・ダクトなどからの発熱は、
基本的に温度を上げるだけで湿度には直接影響しないため、
顕熱負荷です。
一方、外気導入や人体、加湿器、浸透水分などは、水蒸気量を変化させるため、潜熱負荷です。
外気負荷は、外気の温度差と絶対湿度差の両方が関わるため、
顕熱・潜熱の両方を持ちます。
人体も同様で、放射・対流による顕熱に加え、発汗・呼気による潜熱があり、冷房設計では特に重要です。
一方、ダクト通過熱負荷や送風機発熱は、空気の温度を上げるだけなので、
一般に顕熱負荷として扱われ、潜熱は無視されます。
正しいです。
照明(蛍光灯・LED・白熱灯など)が消費した電力は、
最終的にはほぼすべて熱となって室内に放出されます。
この熱は、空気や周囲の表面温度を上昇させるだけであり、
水蒸気量(絶対湿度)を直接増やしません
したがって、照明による負荷は 顕熱負荷のみです。
正しいです。
ダクト通過熱負荷とは、空調機から送られた空気がダクトを通過する間に、
周囲との温度差によって熱を出入りすることによる負荷です。
これは、空気の温度が変化するだけであり、
空気中の水蒸気量は基本的に変化しません。
正しいです。
送風機は電力を消費し、その一部は空気に対する顕熱です。
冷房時には、ファン発熱が室内空気温度を押し上げるため、冷房負荷として考慮する必要があります。
一方、暖房時には、室内を暖めることが目的であり、
送風機の発熱は、暖房を助ける方向に働きます。
正しいです。
外気負荷とは、外気を室内に取り入れることによって生じる熱負荷です。
外気の 温度が室内より高い(または低い) 場合、
その温度差によって顕熱負荷が発生します。
また、外気の 絶対湿度が室内より高い(または低い) 場合、
加湿・除湿が必要となり、潜熱負荷が発生します。
誤りです。
人体は活動時に顕熱だけでなく、発汗や呼気によって水蒸気を放出し潜熱負荷を生じます。
特に冷房設計では湿度上昇が室内環境に大きく影響するため、
潜熱を無視すると必要冷房能力を過小評価します。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問59)へ
第55回(令和7年度(2025年)) 問題一覧
次の問題(問61)へ