建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問81 (空気環境の調整 問36)
問題文
付箋
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問81(空気環境の調整 問36) (訂正依頼・報告はこちら)
- レジオネラ症は、レジオネラ属菌が空調・換気設備を介して室内に侵入することなどによって引き起こされる。
- 点検、整備、検査、修理を行う業務は保全業務に位置づけられる。
- 平均故障間隔(MTBF)とは、システム、機器、部品等で発生する故障間の動作時間の平均値をいう。
- 故障停止時の影響度が大きい機器を、特に重要機器として点検レベルを高く設定し、重点的に管理する。
- 事後保全は、部品の劣化を保全計画に組み入れて計画的に修理、交換する保全方法である。
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (3件)
01
設備の「保全」には、故障した後に対応する「事後保全」と、故障する前に計画的に対応する「予防保全」があります。この2つの違いを押さえておくと、この種の問題はすぐに判断できます。
正しいです。
クーリングタワーの冷却水が汚染されると、発生した水蒸気(エアロゾル)を空調・換気設備が吸い込み、室内へ供給することでレジオネラ症のリスクが生じます。
正しいです。
設備保全は点検、整備、検査、修理、取替えなどの諸活動の総称と定義されています。
正しいです。
MTBFはMean Time Between Failuresの略で、ある故障が発生してから次の故障が発生するまでの動作時間の平均値です。値が大きいほど信頼性が高いことを示します。
正しいです。
停止した際の影響が大きい機器ほど、点検頻度や点検内容を手厚くして重点管理を行うことは、設備維持管理の基本的な考え方です。
誤りです。
選択肢の説明は予防保全の内容です。事後保全とは、設備や部品が実際に故障してから修理・交換を行う保全方法です。一方、部品の劣化を計画的に管理して修理・交換を行うのは予防保全(定期保全)です。
事後保全と予防保全の違いは頻出です。「故障してから対応=事後保全」「故障する前に計画的に対応=予防保全」と覚えましょう。
参考になった数16
この解説の修正を提案する
02
最も不適当なものは「事後保全は、部品の劣化を保全計画に
組み入れて計画的に修理、交換する保全方法である」です。
正しいです。
クーリングタワーの水蒸気を空調・換気設備が吸込み室内へ供給することで
レジオネラ症になるおそれがあります。クーリングタワーの水質検査や
清掃を徹底することでレジオネラ属菌の発生・増殖を防止する必要があります。
正しいです。
点検、整備、検査、修理は保全業務です。
正しいです。
平均故障間隔(MTBF)は平均故障間動作とも言い、
故障から次の故障までの動作時間の平均値です。
正しいです。
停止時の影響が大きい重要設備ほど点検頻度や点検内容を
手厚くすることは維持管理の基本です。
誤りです。
事後保全は部品劣化などで故障してから事後に修理、交換する保全です。
計画的に修理、交換するのは予防保全です。
空調設備、換気設備の維持管理について覚えておきましょう。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
03
空気調和・換気設備は、室内環境を良好な状態に保つため、日常的な点検や整備、故障への対応などを適切に行う必要があります。維持管理では、設備の衛生管理だけでなく、故障の発生や設備停止による影響を考慮した保全計画も重要です。この問題では、レジオネラ症、保全業務、MTBF、重要機器の管理、事後保全といった基本的な用語や考え方を正しく理解しているかが問われています。
適切です。レジオネラ属菌は水環境に生息する細菌で、建築設備では冷却塔などで増殖することがあります。菌を含む水が細かな水滴であるエアロゾルとなり、空気中に飛散して人が吸い込むことでレジオネラ症を発症することがあります。このため、冷却塔を含む空調関連設備では、定期的な清掃や水質管理、殺菌などによって菌の増殖と飛散を防止することが重要です。
適切です。保全業務とは、建築設備や機器が本来持っている性能や機能を維持し、安全かつ安定して使用できる状態を保つための業務です。具体的には、異常や劣化を確認する点検、性能を維持するための整備、状態や性能を確認する検査、不具合や故障を正常な状態に戻す修理などが含まれます。適切な保全を継続することは、突然の故障を減らし、設備の長寿命化を図るうえでも重要です。
適切です。MTBFは「Mean Time Between Failures」の略で、修理して繰り返し使用する機器などについて、一つの故障が発生してから次の故障が発生するまでの動作時間を平均した指標です。一般にMTBFが長いほど故障する間隔が長く、信頼性が高いと判断できます。設備の信頼性評価や保全計画を立てる際に利用される重要な指標であり、修理に要する平均時間を示すMTTRとは区別して理解する必要があります。
適切です。すべての設備機器を同じ水準で管理するのではなく、故障した場合の安全性、衛生環境、建物機能、業務への影響などを考慮して重要度を設定することが合理的です。例えば、停止すると建物全体の空調や換気に重大な支障を生じる機器では、点検頻度や点検内容を充実させ、故障の兆候を早期に発見することが求められます。このような重要度に応じた重点管理は、設備の安定運用に有効です。
不適切です。事後保全とは、設備や部品に故障や不具合が発生した後に、修理や交換を行って機能を回復させる保全方法です。記述されているように、部品の劣化や寿命などをあらかじめ考慮して保全計画を立て、故障が発生する前に計画的な修理や交換を行う方法は予防保全に該当します。したがって、故障後に対応する事後保全と、故障を未然に防ぐことを目的とする予防保全を区別することが重要です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問80)へ
第55回(令和7年度(2025年)) 問題一覧
次の問題(問82)へ