建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問118 (給水及び排水の管理 問13)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問118(給水及び排水の管理 問13) (訂正依頼・報告はこちら)
- 業務用皿洗い機のすすぎ用給湯温度は、70〜80°Cである。
- ライニング鋼管における単式の伸縮管継手の設置間隔は、50m程度とする。
- 総合病院における使用湯量は、100〜200L/(床・日)程度である。
- 架橋ポリエチレン管の使用温度は、95°C以下とする。
- 循環式給湯設備の下向き配管方式における給湯横主管は、1/200以上の下り勾配とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
最も不適当なものは「ライニング鋼管における単式の
伸縮管継手の設置間隔は、50m程度とする」です。
正しいです。
業務用皿洗い機のすすぎ用給湯温度は70~80℃程度です。
誤りです。
ライニング鋼管の単式の伸縮管継手の設置間隔は30m程度とします。
熱による伸縮を逃がす目的で設置されるため、ステンレスなど伸縮が
大きいものは20mなど短いスパンで設置されます。
正しいです。
総合病院における使用湯量は100~200L/(床・日)程度です。
正しいです。
架橋ポリエチレン管の使用温度は95℃以下です。
正しいです。
循環式給湯設備の下向き配管方式は負荷の最上階まで立ち上げてから
下向き配管で供給する方式です。
立ち上げ後の横引き配管(給湯横主管)は1/200以上の下り勾配とすることで
空気溜まりを防止します。
各数値を覚えておきましょう。
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02
この問題の最も不適当な記述は、「ライニング鋼管における単式の伸縮管継手の設置間隔は、50m程度とする」という内容です。
本問題は、給湯設備の設計基準や、配管材料の特性、適切な施工方法に関する知識を問うものです。
給湯配管は常温の給水配管と異なり、熱による膨張・収縮が激しいため、これを吸収するための継手(ジョイント)の設置間隔や、材料の耐熱温度などが重要になります。
試験では、具体的な数値(温度、長さ、勾配)が正誤のポイントとして頻繁に出題されます。
適切です。
業務用皿洗い機(ディッシュウォッシャー)のすすぎ工程では、洗浄と殺菌を同時に行うため、70〜80℃程度の高温の湯を使用することが標準的です。
不適切です。
給湯用のライニング鋼管(鉄管の内部をコーティングした管)に単式の伸縮管継手を設置する場合、その設置間隔は一般に20〜30m程度とされています。
「50m」という間隔は広すぎて配管の伸びを十分に吸収できず、管の破損を招く恐れがあるため不適当です。
適切です。
総合病院における設計上の使用湯量は、1床(ベッド)あたり1日100〜200L程度を見込むのが一般的です。
用途ごとの標準的な使用湯量のボリューム感として正しい記述です。
適切です。
架橋ポリエチレン管は耐熱性に優れた樹脂管ですが、長期的な耐久性を考慮し、一般に給湯用としての使用温度は95℃以下と定められています。
適切です。
循環式給湯設備の下向き配管方式において、横走主管は空気の停滞を防ぎスムーズに流すため、1/200以上の下り勾配をつけるのが標準的な施工です。
給湯設備に関する問題で最も間違いやすいのは「長さや勾配の数値」です。
特に伸縮管継手の設置間隔は、材料によって異なり、鋼管なら20〜30m、銅管なら15〜20m程度という違いを整理しておきましょう。
また、配管の勾配についても、給湯管(1/200以上)は給湯温度の維持や空気抜きのために、一般的な排水管(管径によるが1/50〜1/100程度)とは異なる基準が適用されます。
類問では、今回の正解のように継手の間隔を長く記述したり、勾配を「上り」と「下り」で逆転させて出題したりするパターンが目立ちます。
「熱いお湯が通る管は大きく動く」という物理現象をイメージしながら、それを防ぐための数値として基準を覚えるのが効果的です。
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03
最も不適当なものは、「ライニング鋼管における単式の伸縮管継手の設置間隔は、50m程度とする。」です。
伸縮管継手は、配管が熱で伸びたり縮んだりするときの負担をやわらげるために設けます。50mでは間隔が広すぎるため、この記述が最も不適当です。露出配管部の伸縮継手は、20〜30m程度の間隔で設ける考え方が示されています。
これは適当です。業務用の皿洗い機では、すすぎのときに高めの温度の湯を使います。衛生面や乾きやすさを考えると、この温度帯は大きく外れた内容ではありません。
これは不適当です。配管は温度が変わると少し伸びたり縮んだりします。その動きをうまく逃がすために伸縮管継手を入れます。ところが、50mごとでは間隔が広すぎて、配管に無理な力がかかりやすくなります。露出配管部では、20〜30m程度を目安にする考え方が示されています。
これは適当です。病院では、病室、洗面、入浴、厨房、洗濯などで湯を多く使います。そのため、ほかの建物より使用湯量が大きくなりやすく、このくらいの値が出てきても不自然ではありません。
これは適当です。架橋ポリエチレン管は、給湯にも使われる耐熱性のある樹脂管です。95℃以下という内容は、給湯配管で使う温度の考え方として不自然ではありません。
これは適当です。下向き配管方式では、配管内の空気が抜けやすくなるように、横主管に下り勾配をつけます。1/200以上の下り勾配という考え方は、配管内の流れや空気抜きの面から見て不自然ではありません。
この問題では、給湯配管は熱で伸び縮みするという点が大事です。
そのため、伸縮管継手の設置間隔を広くしすぎると、配管に負担がかかります。
数字だけを覚えるより、「なぜその部品が必要か」を一緒に覚えると、似た問題にも対応しやすくなります。
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