建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問124 (給水及び排水の管理 問19)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問124(給水及び排水の管理 問19) (訂正依頼・報告はこちら)
- 給湯循環ポンプは、作動確認を兼ねて分解・清掃を実施する。
- 自動空気抜き弁は、弁からの水漏れがある場合には分解・清掃を実施する。
- 貯湯槽に流電陽極式電気防食を施す場合は、外部電源が必要である。
- 逃し弁は、レバーハンドルを操作して作動を確認する。
- 配管系統の末端において、定期的に停滞水の排出を行い、温度測定を実施する。
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この過去問の解説 (3件)
01
最も不適当なものは「貯湯槽に流電陽極式電気防食を施す場合は、
外部電源が必要である」です。
正しいです。
給湯循環ポンプは作動確認を兼ねて1年に1回程度、
定期的に分解・清掃を実施します。
正しいです。
自動空気抜き弁の弁から水漏れがある場合は分解・清掃などの
整備を実施します。
誤りです。
流電陽極式の電気防食は保護したい金属よりも腐食しやすい金属を
接続することで腐食しやすい金属を優先的に腐食させます。
腐食しやすい金属を犠牲陽極と呼び、定期的に交換が必要です。
外部電源が必要なのは外部電源式の電気防食です。
正しいです。
逃し弁はレバーハンドル操作により動作確認をします。
正しいです。
末端では使用頻度によっては水が停滞し温度低下や衛生面の
問題が発生する可能性があるため、定期的に排水します。
電気防食の特徴を覚えておきましょう。
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02
この問題の最も不適当な記述は、「貯湯槽に流電陽極式電気防食を施す場合は、外部電源が必要である」という内容です。
本問題は、給湯設備の健全な稼働を維持するための保守点検の実務知識を問うものです。
各機器(ポンプ、弁類、貯湯槽)の点検方法や、水質低下を防ぐための運用管理が中心となります。
特に電気防食の方式(流電陽極式か外部電源式か)の違いは、ビル管理試験における電気・設備分野の定番ポイントです。
適切です。
給湯循環ポンプは、長期間の使用により内部にスケール(水垢)が堆積したり、軸受が摩耗したりします。
異音や流量低下を防ぐため、定期的な分解・清掃を行い、併せて作動状況を確認することが推奨されます。
適切です。
自動空気抜き弁は、内部の浮き玉(フロート)や弁座にゴミが噛むと、空気だけでなく水が漏れ出すことがあります。
水漏れが発生した際は、分解して内部を清掃し、パッキン等の劣化を確認する対応が一般的です。
不適切です。
流電陽極方式(犠牲陽極方式)は、マグネシウムなどの腐食しやすい金属を陽極として接続し、その金属が自ら溶け出すことで発生する微弱な電流を利用して防食する仕組みです。
この方式は電池のような自己完結型の反応を利用するため、外部電源は不要です。外部電源が必要なのは、その名の通り「外部電源方式」の電気防食です。
適切です。
逃し弁(安全弁)は、いざという時に確実に作動する必要があります。
固着を防ぐため、レバーハンドルを手動で操作して、実際に水が排出されるか、弁の動きに異常がないかを確認する点検が行われます。
適切です。
配管系統の末端(使われていない蛇口など)は、お湯が停滞して温度が下がりやすく、レジオネラ属菌が繁殖するリスクが高まります。
定期的に排水(フラッシング)を行って新鮮な湯に入れ替え、適切な温度(通常55℃以上)が保たれているか測定することは、衛生管理上非常に重要です。
類問では、逃し弁の点検を「分解しなければならない」としたり、末端の温度測定を「不要」としたりする誤文が出ることがあります。
「実務でどのように点検しているか」という現場の視点をイメージすると、正誤の判断がしやすくなります。
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03
最も不適当なものは、「貯湯槽に流電陽極式電気防食を施す場合は、外部電源が必要である。」です。
ポイントは、流電陽極式電気防食のしくみです。
流電陽極式は、腐食しやすい金属を先に傷ませて本体を守る方法で、外部電源を使いません。
外部電源が必要なのは、別の方式である外部電源式電気防食です。したがって、この選択肢は方式の説明を取り違えています。
これは適当です。ポンプは日常点検だけでなく、定期点検や部品の確認が必要です。分解や清掃を行って、正常に動くかを確かめる保守は一般的です。
これは適当です。自動空気抜き弁は、内部のごみや汚れでうまく動かなくなることがあります。実際に、フィルタ清掃などの保守点検が示されており、水漏れなどの異常があるときは点検や清掃の対象になります。
これは不適当です。流電陽極式は、陽極と本体の電位差を利用する方法なので、外部電源は不要です。外部電源を使うのは外部電源式です。
これは適当です。逃し弁は、レバーを動かして水や湯が出るかを確認する点検方法が一般的です。メーカーの取扱説明書でも、レバー操作による作動確認が示されています。
これは適当です。末端の配管では水が停滞しやすく、衛生上の問題が起きやすくなります。そこで、定期的に水を流して停滞を防ぎ、温度も確認することが大切です。
この問題では、流電陽極式電気防食は外部電源を使わないという点を押さえることが大切です。
給湯設備の保守管理では、ポンプや空気抜き弁、逃し弁の点検、末端配管の停滞水対策なども重要ですが、今回の誤りは電気防食の方式の取り違えにあります。
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