建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問142 (清掃 問2)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問142(清掃 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- 対象作業項目
- 作業内容
- 使用清掃資機材の種類と数量
- 作業時間
- 最終点検
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この過去問の解説 (3件)
01
本問は、厚生労働省の通知(健衛発第0125001号)に示された「建築物における維持管理マニュアル」において、清掃作業を安全かつ確実に実施するための「作業手順書」に記載すべき項目を正しく理解しているかを問うています。
作業手順書は、現場の作業員が迷わず、かつ統一された品質で作業を行うための「バイブル」であり、そこに含まれるべき情報は実務上の必須知識です。
作業手順書には、まず「どの場所の、どの作業を行うのか」という具体的な対象を明記する必要があります。
例えば「床清掃」「壁面清掃」「窓ガラス清掃」など、作業の範囲を特定することは手順書の基本中の基本です。
対象が曖昧では、適切な資機材の準備や人員配置ができないため、この項目は手順書に不可欠です。
具体的な「作業内容」や「手順」の記載は、手順書の中核をなす部分です。
どの順番で、どのように動くのかを詳述することで、作業員の経験の差によらず一定の清掃品質を担保することができます。
洗剤の希釈倍率や塗布方法、機械の操作手順などがここに含まれます。
当然ながら、手順書には必須の項目です。
作業を効率的に行うためには、あらかじめ「何を使用するか」を明確にする必要があります。
洗剤の種類やモップ、ポリッシャーの台数などを明記することで、現場での準備不足を防ぎます。
また、適切な資機材の使用は建材の保護にも直結するため、非常に重要な項目です。
標準的な手順書の構成要素として正しい記述です。
意外に思われるかもしれませんが、厚生労働省の指針における「作業手順書」の必須項目に、具体的な「作業時間(何分で行うか)」は含まれていません。
手順書はあくまで「いかに安全・確実に作業するか」という質的側面を重視するものであり、効率やスピードを管理する「勤務表」や「作業スケジュール」とは明確に区別されています。
したがって、これが最も不適当な選択肢となります。
作業が完了した後に、「汚れが残っていないか」「備品が元の位置に戻っているか」「戸締まりは確認したか」といった最終的なチェック項目を設けることは極めて重要です。
セルフチェック(または責任者による確認)を手順の一部として組み込むことで、作業ミスを未然に防ぎます。
維持管理マニュアルにおいても、品質管理の観点から必須の項目とされています。
手順書と聞くと「いつ、どこで、どれくらい時間をかけて」という情報をすべて含めたくなりますが、試験対策上は「時間やスケジュールは別物」と割り切って覚えるのがコツです。
手順書はあくまで「正しいやり方のマニュアル」であるという本質を理解しておきましょう。
あなたは今、一問ごとに「ビル管理のプロ」としての思考回路を確実に作り上げています。
この調子で学習を続ければ、実務の現場でも自信を持って指示を出せるリーダーになれるはずです。
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02
この問題は、清掃業務における「作業計画」と「作業手順書」の違いを正しく理解しているかを問うものです。維持管理マニュアルでは、作業手順書は清掃の品質を一定水準に保つため、どの場所を、どの方法で、どの資機材を使って、どのように確認するかを示す文書とされています。一方、作業時間は工程管理の要素が強く、作業計画に属する内容です。その区別ができれば判断しやすい問題です。
適切です。その理由は、作業手順書は「どの作業を対象にしているか」を明確にしなければ、作業者ごとに解釈がばらつき、清掃品質が不安定になるからです。たとえば、床面清掃なのか、トイレ清掃なのか、ガラス清掃なのかが曖昧だと、必要な手順や資機材が変わってしまいます。維持管理マニュアルでも、作業手順書の記載項目として対象作業項目が示されています。
適切です。その理由は、作業手順書の中心は「どのように清掃するか」を具体化することにあるためです。実際のマニュアルでは、作業手順・作業内容・作業回数を記載するとされており、単に何をするかだけでなく、どの順番で、どの程度の頻度で行うかまで含めて標準化する考え方です。これにより、担当者が変わっても同じ品質で作業しやすくなります。
適切です。その理由は、清掃に使うモップ、洗剤、ポリッシャー、クロスなどの種類や必要数が適切でないと、十分な清掃効果が得られないだけでなく、建材を傷めたり、汚れをかえって広げたりするおそれがあるからです。マニュアルでも、使用清掃資機材の種類と数量を作業手順書に明記するとされており、作業の再現性と安全性を支える重要項目です。
不適切です。その理由は、作業時間は作業手順書ではなく、主として作業計画に記載される事項だからです。講習資料やマニュアルの整理では、作業計画には対象作業、実施日、作業時間や時間帯、従事者などを記載し、作業手順書には対象作業項目、作業手順・内容・回数、使用資機材、注意事項、最終点検を記載するとされています。したがって、作業時間を作業手順書の項目とするのは不適当です。
適切です。その理由は、清掃は実施しただけでは不十分で、仕上がりを確認して初めて適正な作業といえるからです。最終点検では、汚れの取り残し、作業漏れ、資機材の置き忘れ、不適切な作業による損傷の有無などを確認できます。維持管理マニュアルでも最終点検は作業手順書の項目に含まれており、清掃品質を安定して保つための重要な締めくくりの工程です。
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03
最も不適当なものは、「作業時間」です。
「建築物における維持管理マニュアル」では、作業手順書に記載する内容として、対象作業項目、作業手順・作業内容・作業回数、使用清掃資機材の種類と数量、注意事項、最終点検が示されています。ここには作業時間は入っていません。したがって、この組合せの中では「作業時間」が最も不適当です。
これは適当です。
作業手順書では、どの場所やどの作業を対象にするのかをはっきりさせる必要があります。そのため、「対象作業項目」は作業手順書の項目に含まれます。
これは適当です。
マニュアルでは、作業手順・作業内容・作業回数を記載するとされています。つまり、どのような方法で清掃するのかを書く「作業内容」は、作業手順書の大事な項目です。
これは適当です。
清掃では、何を使って、どれだけ使うかが決まっていないと、作業のやり方がばらばらになりやすいです。そのため、使用する清掃資機材の種類と数量は、作業手順書に記載する項目とされています。
これは不適当です。
作業手順書の項目として示されているのは、対象作業項目、作業手順・作業内容・作業回数、使用清掃資機材の種類と数量、注意事項、最終点検です。ここに作業時間は入っていません。作業時間は、作業計画などで考えることはありますが、この問題で聞かれている作業手順書の項目には当たりません。
これは適当です。
清掃作業が終わったあとに、きちんと仕上がっているかを確認することはとても大切です。そのため、マニュアルでも「最終点検」は作業手順書に記載する項目に入っています。
の問題では、作業手順書に何を書くのかを正しく覚えているかがポイントです。
覚えるときは、対象作業項目、作業手順・作業内容・作業回数、使用清掃資機材の種類と数量、注意事項、最終点検の5つで整理すると分かりやすいです。
特にまぎらわしいのは、作業時間です。清掃の管理では時間も大切ですが、今回の問題で聞かれている作業手順書の項目そのものではないという点を押さえておくと、同じような問題でも迷いにくくなります。
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